週刊読書人にDVD「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得‐異文化理解に基づく人間的共感のために」が紹介されました❣

信州イスラーム世界勉強会

2017年02月23日 17:45

2017年2月17日発行の「週刊読書人」の今週の読物欄にDVD「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得」の紹介記事「トランプ流を逆転する」が掲載されました。信州イスラーム勉強会代表 板垣雄三先生の執筆です。

DVDのご購入はこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html


トランプ流を逆転する
異文化理解への扉 日本の将来を開く必携のDVD
    
信州イスラーム世界勉強会代表 板垣 雄三

 トランプ政権が登場して、「テロ対策」のなによるイスラム教徒排斥の是非が世界世論のホットな論題となった。アカデミー賞のイベントから空港カウンターや街頭でまで、この問題で持ち切り。イスラム問題は世界問題だからだ。 世界人口の予測では、今世紀半ばに三人に一人がイスラム教徒という時代が来そうだ。日本人も、海外ではもちろん、国内でも隣人として/同胞として/付き合うことになるのは、確かだ。
 壁の内に閉じこもることなど不可能。多様性に意味を与え平和と安全に生きるにはどうすべきか、大論争の折も折、各自が世界に向かって自分を開いていくにはどんな知識・心構えが必要か、多文化共生に「魂」を入れる視聴覚作品が出現した。
 それは、講師 徳永里沙(りさ)「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得‐異文化理解に基づく人間的共感のために」〔DVD2枚組【視聴時間4時間】、信州イスラーム世界勉強会製作、2017年1月頒布開始、限定・百部、定価五千円(税・送料込み)〕。
 これは、研究者・ジャーナリスト・ビジネスマン・学生など市民有志が日本から(そこに立脚点を置いて)自由で自主的・客観的な眼でイスラム世界を正しく認識し、それとの相互理解を深めようとする信州イスラーム世界勉強会が 昨年六月四日、松本大学を会場に開催した講座の映像記録を編集したもの。だから、熱心な参加者を交えたインタラク ティブな活気と臨場感が溢れる。
 講師は慶応義塾大学出身でカイロ大学留学、史学博士。古代アラビア考古学・碑文学が専門の新進学者。サウジアラビアのイマーム大学東京分校の研究職、金沢大学客員准教授が現職だが、中東や東南アジアとの多角的ネットワークをもち、その生活文化の多様性に通じた日本人イスラム教徒。「ムハンマド」(国書刊行会)の訳者。
 最近は日本でもハラール食品が有名になり、訪日ムスリム旅行者受入れのための観光庁セミナーなども盛んとなった。だが、誘客・接客の技術では足りない。相手と、文明・信念・価値観・思考 回路の根底を相互に知り合うことが必要 なのだ。このDVDは、実践的ヒントとともに、そのような基礎固めの要求に応えるもの。日本社会の未来のため、 国内広く学校・図書館・企業・行政・国際 交流・スポーツ団体・家庭・その他で、実用と研究教育両面での活用が望まれる。
 ネット販売方式なので、「信州イスラーム世界勉強会」のhpから注文・入手できる。
(いたがきゆうぞう=信州イスラーム世界勉強会代表、東京大学名誉教授、イスラム研究)





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