信州イスラーム世界勉強会2月定例会
「ピラミッドに射す陽光-タハリール広場の春から10年」を改めてご案内申し上げます。(1月定例会として開催予定でしたが、2月に日程変更しての開催となります。)
板垣雄三信州イスラーム世界勉強会代表のプロローグ、「日韓関係の現状から、明治日本とエジプトとの関係を振り返る」と、
長沢栄治東京大学名誉教授のご講演「ナイルの賜物 エジプト開発の行方」を予定しています。
本年度最後の定例会となります。
2019年は世界情勢も揺れ動き、イスラーム世界の動向と私たちの生活や暮らしとの関わり合いが、はっきりと感じ取れるようになってきました。白い宝石「エジプト綿」が開発の原動力になったエジプトの近代化は、シルクがけん引した信州の近代化と響きあいます。台風19号による水害で、水の恵みと怖さを改めて知った今、「ナイルの賜物」エジプトの近現代をとおして、信州の歩みを考えてみませんか?いつものように、事前予約不要、参加自由な勉強会です。皆様のご参加をお待ちしています。
◆ と き:2020年2月15日(土)13時30分~16時30分 (開場 午後1時)
◆ ところ:松本市勤労者福祉センター 2-2会議室
(長野県松本市中央1丁目18番1号)
◆ 参加費:(一般)1,000円、(院生・学生・生徒)500円
◆ プログラム
「日韓関係の現状から、明治日本とエジプトとの関係を振り返る」
信州イスラーム世界勉強会代表 板垣 雄三
エジプトが20才の私の関心を引き寄せたわけ
明治期の日本人は何故エジプトに注目していたか?
視界を拡げつながりを見抜くことの大事さ
(「令和」に湧く日本への気がかり)
「ナイルの賜物 エジプト開発の行方」 休憩・質疑応答の時間を含みます
◆ 講 師:長沢栄治東京大学名誉教授
略歴:1953年山梨県生まれ
東京大学経済学部卒業後アジア経済研究所勤務を経て、1995年4月東京大学東洋文化研究所助教授
1998年4月同教授(2019年3月まで) 専門:中東地域研究・近代エジプト社会経済史
著作:
『アラブ革命の遺産 エジプトのユダヤ系マルクス主義者とシオニズム』 平凡社2012年
『エジプト革命 アラブ世界変動の行方』 平凡社2012年
『エジプトの自画像 ナイルの思想と地域研究』 平凡社2013年
『近代エジプト家族の社会史』東京大学出版会 2019年