信州イスラーム世界勉強会11月の定例会は、上田市多文化共生推進協会主催の、異文化理解講演会「シリア内戦下の女性たち~シリアの叫び、世界が沈黙する中で~」に共催の形で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

◆日時:11月9日(土)午後1時30開始
◆場所:上田市中央公民館大会議室
◆主催:上田市多文化共生推進協会 共催:信州イスラーム世界勉強会
◆参加費:無料
◆講師:山崎やよい氏
  【講師略歴】
   京都府宮津市生まれ。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに考古学関係の活動を続ける。
  シリア北部の遺跡の発掘調査、修復事業などに参加。
  その他、JICA(国際協力機構)の専門家としてヨルダンにて博物館教育活動にも関与。
  シリア国立アレッポ大学考古学科講師の経験も持つ。アレッポ博物館客員研究員
  2016年Forbes Japan の「世界で戦う日本の女性55」に選出。 
  シリア被災者支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。

講師 山崎やよい氏より
8年以上続く内戦により、シリアの人口の半分以上の人々が家を追われるという、まさしくありえない状況が起こっている(2018年3月の統計:難民550万人、国内避難民763万人)。発表者は2013年5月からシリア国内外で避難生活をすることとなった女性たちのグループとコンタクトをとり、彼女らとともに生活を繋ぐ共同作業というコンセプトで「イブラ・ワ・ハイト(針と糸)」という団体を日本人の友人と立ち上げた。団体の名称の通り、「針と糸」で刺繍作品を作り、技術を身につけるとともに、マーケティングを試行し、「支援」ではない形で自活の道を探る活動である。発表者は、この活動を通して、女性たちの苦悩のみならず、シリアで暮らしていた時以上(1989〜2012年)に彼女らのポテンシャルを感じている。「難民」や「避難民」という顔の見えない形で、あるいは統計的な数値で表されるシリア人ではなく、まさしく我々の友人としてのシリア人、特に女性の生活や感性に関して伝えたい。








台風19号の被災地、被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。

信州イスラーム世界勉強会10月定例会「日本と中東 沙漠に立って観る」10月26日(土)上田市創造館で開催予定でしたが、上田市域も台風19号の猛威にさらされ大きな被害を受けております。上田駅から上田市創造館へ向かう上田電鉄別所線も復旧の見込みが立っておりません。誠に残念ですが、10月の定例会につきましては中止とさせていただき、他日を期すべきと判断いたしました。復興がなった上田市で、来年の春頃改めて開催をすべく日程を調整中です。詳細が決まりましたら、改めてブログに掲載いたします。

被災者の皆様の、心身のご回復と被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

尚、11月の定例会につきましては、上田市多文化共生推進協会主催の「異文化理解講演会」に共催の形で以下の通り開催予定です。

◆日時:11月9日(土)午後1時30開始
◆場所:上田市中央公民館大会議室
◆主催:上田市多文化共生推進協会 (信州イスラーム世界勉強会も後援しています。)、
◆参加費:無料
◆講師:山崎やよい氏
  【講師略歴】
  京都府宮津市生まれ。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに考古学関係の活動を続ける。シリア北部の遺跡の発掘調査、   修復事業などに参加。その他、JICA(国際協力機構)の専門家としてヨルダンにて博物館教育活動にも関与。
シリア国立アレッポ大学考古学科講師の経験も持つ。アレッポ博物館客員研究員
2016年Forbes Japan の「世界で戦う日本の女性55」に選出。 
シリア被災者支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。

講師 山崎やよい氏より
8年以上続く内戦により、シリアの人口の半分以上の人々が家を追われるという、まさしくありえない状況が起こっている(2018年3月の統計:難民550万人、国内避難民763万人)。発表者は2013年5月からシリア国内外で避難生活をすることとなった女性たちのグループとコンタクトをとり、彼女らとともに生活を繋ぐ共同作業というコンセプトで「イブラ・ワ・ハイト(針と糸)」という団体を日本人の友人と立ち上げた。団体の名称の通り、「針と糸」で刺繍作品を作り、技術を身につけるとともに、マーケティングを試行し、「支援」ではない形で自活の道を探る活動である。発表者は、この活動を通して、女性たちの苦悩のみならず、シリアで暮らしていた時以上(1989〜2012年)に彼女らのポテンシャルを感じている。「難民」や「避難民」という顔の見えない形で、あるいは統計的な数値で表されるシリア人ではなく、まさしく我々の友人としてのシリア人、特に女性の生活や感性に関して伝えたい。

真田氏ゆかりの元外交官が、上田にやって来る! 大阪夏の陣からアラビアの沙漠へ、の語り!ホルムズ海峡 波高く、オイルショックの再来に備えよ!

2019年10月の定例会は、真田氏ゆかりの元外交官
片倉 邦雄 氏(元 駐エジプト・イラク・UAE大使、日本アラブ協会副会長、片倉もとこ記念沙漠文化財団評議員会議長)と
藤本悠子氏 (文化人類学研究者、片倉もとこ記念沙漠 文化財団事務局主事)の講演会、

「日本と中東 沙漠に立って観る」
です。


■と き:10月26日(土)
     午後1時受付開始 午後1時半~4時半
■ところ:上田創造館 文化ホール (長野県上田市上田原1640)

     上田市創造館アクセス 
           「新幹線JR上田駅」または「しなの鉄道上田駅」 上田交通別所線乗り換え
          「赤坂上駅」下車 徒歩約10分 
地図はこちらから ☞ ttp://www.area.ueda.nagano.jp/sozokan/ 
■プログラム:
 日本人と中東の付き合いをふりかえる
 片倉邦雄 (元 駐エジプト・イラク・UAE大使)

 サウジアラビアのオアシス村に住みこんだ日本人女性研究者=片倉もとこが遺した足跡
       ~写真で観るワーディ・ファーティマの女性の暮らし50年~
 藤本悠子 (元片倉もとこ秘書)

■参加費:一般1,000円 院生・学生500円
      (年会費納入済みの信州イスラーム世界勉強会会員は参加費免除)

■その他:事前登録不要・どなたでも参加のできる講演会です
■主 催:信州イスラーム世界勉強会 
      上田市多文化共生推進協会

■ 講師紹介
片倉邦雄 氏
日本の対中東・アフリカ外交での活躍がきわだつ外交官。第1次石油危機の際の三木武夫副総理の中東訪問、イスラーム革命下のイラン在勤、湾岸戦争下の駐イラク大使として人間の盾にされた在留邦人の解放、国際交流基金専務理事、など。駐エジプト大使ののち退官、大東文化大学国際関係学部教授を務めた。
大坂夏の陣後、真田信繁遺児の大八、阿梅、阿菖蒲が敵方伊達政宗側の片倉小十郎家にひきとられ縁組したが、信繁の七女阿菖蒲の血をうける子孫。

片倉邦雄氏 著書
『Japan and the Middle East』(中東調査会、片倉もとこと共著)
『人質と共に生きて』(毎日新聞社)、
『アラビスト外交官の中東回想録』(明石書店)、
『トン考-ヒトとブタをめぐる愛憎の文化史」アートダイジェスト2001(津田謙二氏と共著)など。
夫人の故・片倉もとこ氏(2013年没)は、地理学・文化人類学者。理学博士(東大)。津田塾大学・国立民族学博物館・中央大学総合政策学部の教授を歴任したのち、国際日本文化研究センター所長を務めた。
片倉もとこ氏 著書
『アラビア・ノート アラブの原像を求めて』(ちくま学芸文庫)、
『沙漠へ のびやかに』(筑摩書房)、『イスラームの日常世界』(岩波新書)、
『イスラームの世界観 「移動文化」を考える』(岩波現代文庫)など。

藤本悠子 氏

元 片倉もとこ秘書、東京大学大学院修了(学術修士)。片倉もとこ記念沙漠文化財団事務局主事。
片倉もとこの遺業を継いで、社会学、ジェンダーの視角からワーディ・ファーティマにおいて臨地調査を
展開している。


大阪夏の陣からアラビアの沙漠まで拡がる視野を

日本の中東外交において多大の貢献を果たしてきた片倉邦雄大使を迎え、ご自身の経験と共に、文化人類学者のもとこ夫人(故人)がサウジアラビアのオアシス村の調査を通じて築いた人間的交流の遺業(これは片倉もとこ記念沙漠文化財団として引き継がれている)をも紹介しながら、多文化間の対話による「こころの交流」を深めることに献身してきた夫妻の二人三脚の物語が、語られる。さらに四世紀前にさかのぼり、信州真田氏と陸奥片倉氏との敵味方の関係を超えた繋がりにも触れられよう。ホルムズ海峡の情勢が不安なだけに、私たちの暮らしがエネルギー資源をもっぱら頼っている中東地域の人々との交流・共生の課題がことさら重要性を高めているこの時期、上田市を中心とした広域に住む市民にとっては、特別の関心をもって世界の中で自らを位置づけなおして振り返る、絶好の機会となろう。

信州イスラーム世界勉強会代表 板垣 雄三
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片倉元大使の「上田講演に寄せて」
 
11月の定例会は、11月9日(土)上田市多文化共生推進協会の異文化理解講演会「シリア内戦下の女性たち」への後援の形で実施します。場所は、上田市中央公民館大会議室です。
詳しくはこちらをご覧ください。  ☞  信州イスラーム世界勉強会11月定例会 



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