パレスチナ・GAZA問題はますます混迷の度合いを深め、ニュースの他様々なメディアで伝えられる現地の状況を目にするたびに、言葉を失います。欧米のユダヤ人社会からも厳しい非難の声が上がっていることは、日本でも報道されています。
ヤコブ・ラプキンモントリオール大学教授は自身敬虔なユダヤ教徒ですが、ガザ・パレスチナの惨状を見かね「パレスチナとイスラエル ユダヤ教は植民地支配を拒絶する」を世に問いました。訳者は哲学者鵜飼哲先生(一橋大学名誉教授)。信州イスラーム世界勉強会の会員でもあり、定例会にも登壇いただいています。比較的読みやすい「岩波ブックレット」での緊急出版です。

訳者 鵜飼先生より
【(信州イスラーム世界勉強会)会員の鵜飼哲です。カナダ在住のユダヤ人歴史家ヤコヴ・ラブキン先生による緊急出版『イスラエルとパレスチナーユダヤ教は植民地支配を拒絶する』(岩波ブックレット)が出版されました。下記のサイトから冒頭の部分と訳者あとがきがお読みいただけます。よろしくお願いいたします。】

https://iwnm.jp/271099


上記URLの「試し読み」Tagから、著者による「日本語版への序文がお読みいただけます。書籍・電子Bookの購入も可能です。

日本語版への序文より
【本書は日本の読者がステレオタイプを振り払い、どうして大勢のユダヤ人がシオニズムを拒絶し、イスラエルを非難しているのか理解する助けとなるはずです。(中略)日本の市民が国家として、社会としてのイスラエルをよりよく理解することができるようになるのは、現実を見えにくくし、犯行を免罪する不明瞭な概念である「ユダヤ人国家」と、イスラエルをもはや見なさなくなったときです。そのとき初めてイスラエルは他の任意の国と同様、やったことに即して判断されるようになるのです。】

訳者鵜飼先生の講演会と映画上映会についても、サブBlogでご案内しています。

折から、2024年日本中東学会第30回公開講演会が11月24日(日)信州大学教育学部(長野)キャンパス図書館で開催されます。講師は、東京学芸大学の荒井正剛先生と、信州イスラーム世界勉強会の会員として定例会でもご講演をいただいている、伊那弥生ケ丘高校の小川幸司先生。入場無料、事前予約不要の得難い機会です。7月の定例会「Z世代と考える~世界との向き合い方~」でも開催した、「パレスチナポスター展」も同時開催です。
是非、ご覧ください。

くわしくはこちらをクリック ☞ 2024年日本中東学会公開講演会

 





< 2024年10>
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 10人
プロフィール
信州イスラーム世界勉強会