信州イスラーム世界勉強会11月例会は、特別行事「パレスチナ映画を観る会」です。「オマールの壁」・「ガザの美容室」の2部構成で、京都大学大学院人間・環境研究科教授 岡 真理先生と、板垣雄三本会代表のトークセッションも併せて開催されます。会場の都合等により、通常の第3土曜日開催でなく、11月10日(土)の開催となっています。開催場所は、「上土(あげつち)劇場」。松本シネマセレクトと共催の特別行事です。皆様のご来場を御待ちしています❣
と き:11月10日(土) 2部構成(入替制)
ところ:上土(あげつち)劇場 〒390-0874長野県松本市大手4丁目7-2
(旧 ピカデリーホール 会場のご案内はこちら http://age-geki.jp/)
プログラム
第一部:
9:00 開場・受付開始
9:30~ 9:45 映画「オマールの壁」鑑賞の為に 岡 真理 京都大学大学院教授
9:45~11:25 映画 「オマールの壁」
11:30~12:00 解説 ~「占領」と「密告」~ 岡 真理 京都大学大学院教授
第二部
13:00 開場・受付開始
「“デグラデ” 《封鎖》によって崩れゆく社会」
岡 真理 京都大学大学院教授
板垣 雄三 本会代表(東京大学名誉教授)
第一部と第二部は入替制です。トークセッションには、映画「オマールの壁」、「ガザの美容室」のいずれかを鑑賞された方は、無料で参加できます。
料 金:
当日券\1,800 /学生・院生 \1,400 メール・FAX予約 \1,500
本会メールアドレス(info@shinshu-islam.com宛、お名前をご連絡ください。
年会費納入済みの信州イスラーム世界勉強会会員は、料金免除となります。
松本シネマセレクトメンバーズ 一般\1000/大・高生¥800
トークセッションのみの参加 一般\1000/大・高生¥500
主 催:信州イスラーム世界勉強会
NPO法人コミュニティシネマ 松本シネマセレクト
***岡 真理(おか・まり)先生 略歴***
アラブ文学者、京都大学[院]人間・環境学研究科教授
中東現代文学研究会代表、朗読集団「国境なき朗読者」主宰
[著書]
『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房)、
『棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社)
『イスラームにおける女性とジェンダー:近代論争の歴史的根源』
(法政大学出版会)
『彼女の「正しい」名前とは何か:第3世界フェミニズムの思想』(青土社)
『記憶/物語』(岩波書店)、ほか。
[訳書]
アーディラ・ラーイディー
『シャヒード、100の命:パレスチナで生きて死ぬこと』(インパクト出版会)
サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ:パレスチナの政治経済学』 (青土社)
ターハル・ベン・ジェルーン『火によって』(以文社)、ほか。
[映画解説・評論]も活発に行なっている。
12月の例会は、ラウンドテーブル 「〈満蒙開拓〉をアジア東西ないし欧亜の視野で考えなおす」です。
コーディネーターは、上條宏之 信州大学名誉教授、 板垣雄三 東京大学名誉教授(本会代表)、パネリストは臼杵 陽 日本女子大学教授 (パレスチナ・イスラエル)、森まり子 跡見学園女子大学教授 (シオニズム)、長沼宗昭 (元)日本大学教授 (ヨーロッパのユダヤ人差別・棄民)、
芝 健介 東京女子大学名誉教授 (ナチズム)、対応者は、本島和人 飯田市歴史研究所 (元)調査研究員、齊藤俊江 飯田市歴史研究所 (前)調査研究員、原英 章 飯田市歴史研究所調査研究員ほか.満蒙開拓問題研究者の方々
詳しくはこちらから ☞ http://muslimworldnews.naganoblog.jp/

と き:11月10日(土) 2部構成(入替制)
ところ:上土(あげつち)劇場 〒390-0874長野県松本市大手4丁目7-2
(旧 ピカデリーホール 会場のご案内はこちら http://age-geki.jp/)
プログラム
第一部:
9:00 開場・受付開始
9:30~ 9:45 映画「オマールの壁」鑑賞の為に 岡 真理 京都大学大学院教授
9:45~11:25 映画 「オマールの壁」
11:30~12:00 解説 ~「占領」と「密告」~ 岡 真理 京都大学大学院教授
第二部
13:00 開場・受付開始
13:30~14:00 映画「ガザの美容室」鑑賞の為に 岡 真理 京都大学大学院
14:00~15:25 映画「ガザ」の美容室
15:30~16:30 トークセッション「“デグラデ” 《封鎖》によって崩れゆく社会」
岡 真理 京都大学大学院教授
板垣 雄三 本会代表(東京大学名誉教授)
第一部と第二部は入替制です。トークセッションには、映画「オマールの壁」、「ガザの美容室」のいずれかを鑑賞された方は、無料で参加できます。
料 金:

当日券\1,800 /学生・院生 \1,400 メール・FAX予約 \1,500
本会メールアドレス(info@shinshu-islam.com宛、お名前をご連絡ください。
年会費納入済みの信州イスラーム世界勉強会会員は、料金免除となります。
松本シネマセレクトメンバーズ 一般\1000/大・高生¥800
トークセッションのみの参加 一般\1000/大・高生¥500
主 催:信州イスラーム世界勉強会
NPO法人コミュニティシネマ 松本シネマセレクト
***岡 真理(おか・まり)先生 略歴***
アラブ文学者、京都大学[院]人間・環境学研究科教授
中東現代文学研究会代表、朗読集団「国境なき朗読者」主宰
[著書]
『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房)、

『棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社)
『イスラームにおける女性とジェンダー:近代論争の歴史的根源』
(法政大学出版会)
『彼女の「正しい」名前とは何か:第3世界フェミニズムの思想』(青土社)
『記憶/物語』(岩波書店)、ほか。
[訳書]
アーディラ・ラーイディー
『シャヒード、100の命:パレスチナで生きて死ぬこと』(インパクト出版会)
サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ:パレスチナの政治経済学』 (青土社)
ターハル・ベン・ジェルーン『火によって』(以文社)、ほか。
[映画解説・評論]も活発に行なっている。
12月の例会は、ラウンドテーブル 「〈満蒙開拓〉をアジア東西ないし欧亜の視野で考えなおす」です。
コーディネーターは、上條宏之 信州大学名誉教授、 板垣雄三 東京大学名誉教授(本会代表)、パネリストは臼杵 陽 日本女子大学教授 (パレスチナ・イスラエル)、森まり子 跡見学園女子大学教授 (シオニズム)、長沼宗昭 (元)日本大学教授 (ヨーロッパのユダヤ人差別・棄民)、
芝 健介 東京女子大学名誉教授 (ナチズム)、対応者は、本島和人 飯田市歴史研究所 (元)調査研究員、齊藤俊江 飯田市歴史研究所 (前)調査研究員、原英 章 飯田市歴史研究所調査研究員ほか.満蒙開拓問題研究者の方々
詳しくはこちらから ☞ http://muslimworldnews.naganoblog.jp/

2018/10/02
信州イスラーム世界勉強会10月例会
「黒田壽郎そして井筒俊彦を介してイスラーム理解を考えなおす」
東洋であれ西洋であれ海外に出かけた 日本人が、イスラームの文化・文明に関心をもっていると言えば、「イズツ・トシヒコをお前はどう思う?」と質問されたりします。井筒の名声がそれほど高いことを、日本社会は知らないのです。彼のイスラーム認識の深さ・広さを確認しそれを客観的に検討するのを助けてくれる講演を、彼から直接学び大きな影響を受けた黒田壽郎(としお)さんにお願いし、快諾してもらっていたのです。ところが、たいへん残念なことに、黒田さんは去る5月6日急逝されてしまいました。彼は井筒を継ぎながら、また独自の仕事によって、井筒とは異なる仕方で、イスラーム認識の地平を大きく拡げた人です。そこで、黒田と交わりをもち井筒の仕事からも学んだ人々の中から、思想研究の分野で一線の活躍をされているお二人にお願いし、それぞれ異なる位置より、黒田そしてその背後に聳える井筒という高き峰々の眺望を語っていただきます。
と き:10月20日(土)13:30~16:30
ところ:松本市勤労者福祉センター 3-1会議室 長野県松本市中央4丁目7-26 (イオンモール南側)
プログラム:
講演(問題提起)
今澤紀子 フェリス女学院大学講師
鈴木規夫 愛知大学国際コミュニケーション学部比較文化学科教授
ディスカッション
参加者だれでも自由に質問も発言もできます
講演者:
鈴木規夫 愛知大学国際コミュニケーション学部比較文化学科教授
政治哲学、イスラーム思想、平和研究
著書 『日本人にとってイスラームとは何か』(ちくま新書)
『光の政治哲学:スフラワルディーとモダン』
『現代イスラーム現象』(以上、國際書院)、ほか。
今澤紀子 フェリス女学院大学講師
アラブ・イスラーム思想研究
翻訳 エドワード・サイード『オリエンタリズム』上・下(平凡社ライブラリー)
参加費:一般1000円、学生500円、勉強会会員は無料
❏ 黒田壽郎(1933~2018)
慶応義塾大学で井筒俊彦の教えを受け、カイロ大学、イラン王立哲学研究所などの教授を歴任、国際大学名誉教授。地域文化学会創立者の1人。著書:『イスラームの構造:タウヒード、シャリーア、ウンマ』、『格差と文明:イスラーム、仏教、現代の危機』(以上、書肆心水)、『イスラームの心』(中公新書)、『イスラーム 辞典』(東京堂出版)、ほか著編訳書、多数。
❏ 井筒俊彦(1914~93)
国際的にその学識を注目された言語学者、イスラーム学者、東洋思想・神秘思想研究者。
日本語訳『コーラン』上中下(岩波文庫)、『井筒俊彦著作集』全11巻・別巻(中央公論社)があるが、『イスラーム生誕』・『イスラーム思想史:神学・神秘主義・哲学』・『意識の形而上学:「大乗起信論」の哲学』(以上、中公文庫)、『イスラーム哲学の原像』(岩波新書)、『イスラーム文化:その根底にあるもの』・『意識と本質:精神的東洋を索めて』(以上、岩波文庫)、『コーランを読む』(岩波セミナーブックス)、『意味の深みへ:東洋哲学の水位』・『コスモスとアンチコスモス:東洋哲学のために』(以上、岩波書店)、など。また英文著作の多くも、和訳されている。

「黒田壽郎そして井筒俊彦を介してイスラーム理解を考えなおす」
東洋であれ西洋であれ海外に出かけた 日本人が、イスラームの文化・文明に関心をもっていると言えば、「イズツ・トシヒコをお前はどう思う?」と質問されたりします。井筒の名声がそれほど高いことを、日本社会は知らないのです。彼のイスラーム認識の深さ・広さを確認しそれを客観的に検討するのを助けてくれる講演を、彼から直接学び大きな影響を受けた黒田壽郎(としお)さんにお願いし、快諾してもらっていたのです。ところが、たいへん残念なことに、黒田さんは去る5月6日急逝されてしまいました。彼は井筒を継ぎながら、また独自の仕事によって、井筒とは異なる仕方で、イスラーム認識の地平を大きく拡げた人です。そこで、黒田と交わりをもち井筒の仕事からも学んだ人々の中から、思想研究の分野で一線の活躍をされているお二人にお願いし、それぞれ異なる位置より、黒田そしてその背後に聳える井筒という高き峰々の眺望を語っていただきます。
信州イスラーム世界勉強会 代表 板垣 雄三
と き:10月20日(土)13:30~16:30
ところ:松本市勤労者福祉センター 3-1会議室 長野県松本市中央4丁目7-26 (イオンモール南側)
プログラム:
講演(問題提起)
今澤紀子 フェリス女学院大学講師
鈴木規夫 愛知大学国際コミュニケーション学部比較文化学科教授
ディスカッション
参加者だれでも自由に質問も発言もできます
講演者:
鈴木規夫 愛知大学国際コミュニケーション学部比較文化学科教授
政治哲学、イスラーム思想、平和研究
著書 『日本人にとってイスラームとは何か』(ちくま新書)
『光の政治哲学:スフラワルディーとモダン』
『現代イスラーム現象』(以上、國際書院)、ほか。
今澤紀子 フェリス女学院大学講師
アラブ・イスラーム思想研究
翻訳 エドワード・サイード『オリエンタリズム』上・下(平凡社ライブラリー)
参加費:一般1000円、学生500円、勉強会会員は無料
❏ 黒田壽郎(1933~2018)
慶応義塾大学で井筒俊彦の教えを受け、カイロ大学、イラン王立哲学研究所などの教授を歴任、国際大学名誉教授。地域文化学会創立者の1人。著書:『イスラームの構造:タウヒード、シャリーア、ウンマ』、『格差と文明:イスラーム、仏教、現代の危機』(以上、書肆心水)、『イスラームの心』(中公新書)、『イスラーム 辞典』(東京堂出版)、ほか著編訳書、多数。
❏ 井筒俊彦(1914~93)
国際的にその学識を注目された言語学者、イスラーム学者、東洋思想・神秘思想研究者。
日本語訳『コーラン』上中下(岩波文庫)、『井筒俊彦著作集』全11巻・別巻(中央公論社)があるが、『イスラーム生誕』・『イスラーム思想史:神学・神秘主義・哲学』・『意識の形而上学:「大乗起信論」の哲学』(以上、中公文庫)、『イスラーム哲学の原像』(岩波新書)、『イスラーム文化:その根底にあるもの』・『意識と本質:精神的東洋を索めて』(以上、岩波文庫)、『コーランを読む』(岩波セミナーブックス)、『意味の深みへ:東洋哲学の水位』・『コスモスとアンチコスモス:東洋哲学のために』(以上、岩波書店)、など。また英文著作の多くも、和訳されている。
