e-定例会第12弾は、川村光郎氏による【山路廣明『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』】のご紹介です!

信州イスラーム世界勉強会e-定例会第12弾をご案内いたします。鵜飼哲一橋大学名誉教授の【再燃する預言者風刺問題~フランスはどこへ?】が年内最後のご案内の予定でしたが、川村光郎氏による「山路廣明氏」のによる「昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)」をご案内します。
川村氏による「山路廣明『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』公開に当たって」と『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』を個別にリンクで掲載いたしました。忘新年会・外出・帰省もままならない年末・年始の徒然に、お楽しみください。

筆者川村光郎氏には、2019年1月の定例会「本の世界」にもご登場いただいています。

川村光郎氏の「山路廣明『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』公開に当たって」は、信州イスラーム世界勉強会ホームページ経由ご覧ください。
    
     ホームページはこちらから ☞ https://www.shinshu-islam.com/
                                    
1937年 東京生まれ 東京外国語大学ドイツ語科卒業 日本アイ・ビー・エム社翻訳部門に勤務
1968年 モンゴル・アルタイ山脈ハルヒラー山塊の四峰(内2峰は初登頂)に登る
1969年 登山仲間と書籍の輸出入会社設立
1973年 日本で最初のアジア・アフリカ専門書店ビブリオを立ち上げる。アジア・アフリカ諸国の
      現地(語)出版物を中心に主として大学図書館、研究者を対象に輸入販売をし、傍ら
              細々と出版活動も行う
1983年 イスラエルのレバノン侵攻に抗議する「中東の平和をもとめる市民会議」に参加
1993年 91年モンゴル民主化運動の柱の一つであるモンゴル文字復活のための小学校一年生用
              国語教科書 (モンゴル文字)6万冊を作成して欲しいとの要請がモンゴルからあった。
              日本で募金活動を行った結果、日本全国や台湾から凡そ1000万円が集まり、実現することが
              できた。空輸してモンゴル政府に寄贈した。モンゴル文字もパソコンで作成した。
1994年 UNESCOの依頼でモンゴル文字による牧民用のポスター、パンフレットなど5万冊を作成、
              寄贈した。費用は教科書用の募金でまかない、更に98年発行の『日蒙漢辞典』をも作成する
              こともできた。
1994年 モンゴル国歴史文書館を訪れ戦後日本人抑留者関係の文書を発見。朝日新聞社の協力で
              2万頁に及ぶ文書の複写をし、朝日新聞は95年6月に見開き全面の特集記事を2回掲載し、
              有楽町マリオンでモンゴル抑留者に関するシンポジウムを開催した。
2008年 アマゾンを初めとするインターネット・ショップの普及と大学図書館の崩壊により書店の維持は
              困難となりビブリオを閉鎖し、古書と出版、編集を主とする駱駝舎と変身して再出発したものの
              現在はほぼ隠居状態。
                                                                                                                                                                                                                                                  
 

編著書

『洋書入門・海外の本』図書新聞社編 1980(共著)

『世界風俗じてん』第2巻:衣食住の巻(アジア)三省堂書店 1982(共著)

『少女が描いた風景:川村優子の絵日記千葉・盛岡昭和17―22年』駱駝舎 2016

『古書手帳』東京古書組合・中央線支部 2013

  

エッセイ

「モンゴル・ハルヒラー連峰日本モンゴル合同学術登山」『山岳』第65号(1970)日本山岳会

「第三世界の出版界・出版物」1-4 『新文化』1976/5.22~6.12連載

「世界の出版社」、『朝日ジャーナル』197898日号~19791228日号まで毎週69回に

                   わたって連載。

「あなたは不完全なD.H.ロレンスを読んできた大幅な校訂が進む全集」

                   『朝日ジャーナル』1979518日号

「中東の旅本を求めて」上・下『図書新聞』1980/ 3.29~4.12

「戦前日本のイスラム・中東研究小史:昭和10年代を中心に」『日本中東学会年報』(21987

「日土協会設立の背景と会報について」『アジア資料通報』1996.10 国立国会図書館

「日土協会設立の背景と会報について(追補)」『アジア資料通報』1996.12 国立国会図書館

 

翻訳

トニー・ヒーベラ『天国と地獄』1967 二見書房 (The Mountains 10)

アウレリオ・ガロッビオ『6級の男たち』1968 二見書房 (The Mountains 14)

D.B. アプダイク『欧文活字:歴史と書体』2008 駱駝舎

 

手がけた主な出版物

『ジャワ年鑑・昭和19年』ジャワ新聞社 1944刊 復刻1973

Orang Indonesia jang terkemoeka di Djawaジャワ在住著名インドネシア人名簿

                                                 日本軍政監部編 1944刊 復刻1973

『モンゴル研究文献目録1900-1972』日本モンゴル学会編 1973

 奥源造『インドネシアの外島移住地におけるジャワ族のデサ形成とその展開過程に関する研究』1983

 月刊『回教圏』回教圏研究所 復刻版全10冊 1986

 徳廣彌十郎『日蒙漢辞典』1998

 小林順子『イスラーム研究文献目録』2002

 松本耿郎『ペルシャ存在一性論集』2002

 Larisa Usmanova ”The Türk-Tatar Diaspora in Northeast Asia”  2007

 佐々木重次『最新インドネシア語小辞典』第1.5版 2020


                   
     筆者近影 「カザン・タタールの帽子を被って」
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                  「古書手帳」
  
      
                 「モンゴル語教科書」
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