信州イスラーム世界勉強会1月の定例会は【「本の世界」~アジア・アフリカの書物事情と月刊「回教圏」復刻の思い出~】です!
2018/12/21
川村さんと板垣雄三本会代表のトークセッション【月刊回教圏復刻の思い出】も同時開催されます。
お楽しみに!
と き:1月19日(土)
ところ:松本市第3地区公民館
〒390-0811長野県松本市中央4丁目7-28
松本駅お城口から県の森公園方面へ直進 勤労者福祉センター入り口交差点左折
突き当り手前 勤労者福祉センター南隣
プログラム
13:30~14:20 「本との出会い・人との出会い・アジアとの出会い」
講演者 駱駝舎主人 川村 光郎 氏
14:30~15:20 「イスラームを伝える絵本、イスラームを楽しむ絵本」
講演者 東京大学教養学部非常勤講師 前田 君江 氏
15:30~16:00
トークセッション 「月刊回教圏復刊の思い出」
~月刊回教圏と回教研究所~
駱駝舎主人 川村光郎 氏/板垣雄三 本会代表
料 金:参加費:一般1000円、学生500円、(年会費納入済みの信州イスラーム世界勉強会会員は、料金免除)
講師紹介:
川村 光郎 氏 元出版社ビブリオ代表取締役 駱駝舎主人
ビブリオ代表取締役として海外出版物を主として扱う。
「月刊回教圏」の復刻・「日蒙漢辞典」等を出版。
駱駝舎主人として、「パレスチナ刺繍・クロスステッチの世界」等を出版
“The Turk-Tatar diaspora in Northeast Asia : transformation of consciousness:
a historical and sociological account between 1898 and the 1950s”
(『北東アジアに於けるチュルク・タタール人の離散』)
前田 君江 氏 東京大学教養学部 非常勤講師 小諸市出身
訳書に「ラマダンのお月さま」 (解放出版社2016)
「イードの贈り物」(光村教育図書2017)

「これは1990年に私(川村氏)が起ち上げた「モンゴルに教科書を送る会」が募金活動で得た資金で6万冊を制作し、モンゴル国に寄贈した教科書です。ソ連崩壊後、モンゴルの民主化運動の目標の一つであった「伝統的なモンゴル文字の復活」のために子供達にモンゴル文字を教えるためのものでした。スターリン時代にモンゴル文字の使用を廃止しロシヤ文字(キリル文字)の使用を強制されていました。半世紀に亘ってそのような状態が続いたために、モンゴル文字の活字は潰され、活字を組む職人もいなく なってしまった時に民主化運動が始まったものの、教科書を作るにはどうすればよいか相談を受け、モンゴル側が教科書の原稿を作成してくれれば、私はそれを基に日本で活字を作って本の形にしましょうと約束しました。いろいろな経緯がありましたが、92年の新学期に間に合うように制作し、6万冊を文部大臣を通して全国の小学校に渡すことが出来ました。」
2.「古書手帳」
「アジア・アフリカ書籍専門店としてのビブリオを閉鎖して、東京古書組合に入って古書を専門に扱うようになったのですが、2012年に中央線支部の機関誌部長をしていたときに編纂したものです。本来は組合員だけのためにつくった手帳の一部を別刷りにしたものです。小冊子ながら内容は和本から洋古書までの用語集が中心で、西暦・和暦対照表などもあって、本の愛好家にとっても大変役に立つと評判になり、読売新聞でも小さなコラムで取り上げられました。改訂版は作っておらず、絶版書です。」
