e‐定例会(第23弾)は、「遊牧の人類史(松原正毅著 岩波書店 2021年)」「モンゴル大草原遊牧誌(張承志著 朝日選書 1986 年)」を巡る、少し贅沢な読書案内「モンゴル放談会筆記録」です。「遊牧の人類史」「モンゴル大草原遊牧誌」を中心に、「遊牧の世界」(松原正毅 著)、「黒駿馬」(張承志 著)、「モンゴル草原の生活世界」 小長谷有紀 著、「モンゴル遊牧の四季」 三秋尚 著、「パックス・モンゴリカ チンギス・ハンがつくった新世界」ジャック ウェザーフォード著、等の書籍をはじめ、ニキータ・ミハルコフの映画「ウルガ」、遊牧民の食や暮らし/環境問題/チンギス=ハン/国境と、放談会の話題も草原を駆け巡ります。

放談会参加者は、以下の方々!
今回は事務局の私も参加させていただき、「役得」を満喫いたしました。酷暑の夏にかっての草原の暮らしと、今の私たちの生活に思いを巡らせてみてください。

板垣 雄三 (信州イスラーム世界勉強会 代表/東京大学名誉教授)
川村 光郎 (駱駝舎 主人)
色平 哲郎 (医師 佐久総合病院地域医療部地域ケア科医長)
若林 悠平 (樹木医 「美鈴湖もりの国」のジェネラルマネージャー)
渡辺 聡  (信州イスラーム世界勉強会 事務局)




☞ 「モンゴル放談会筆記録」の本文はこちらから



信州イスラーム世界勉強会e-定例会第22弾は、若林悠平氏のエッセー「もりのなかでの読書」です。若林悠平氏は樹木医にして、松本市のオートキャンプ場「美鈴湖もりの国」のゼネラルマネージャー(もりの国 国王)。「もりのなかでの読書」は初めての会員からの寄稿文です。森と山で培われた知恵で、カリール・ジブラン「預言者」を読み解きます。心が伸びをするような読後感です。是非、お楽しみください。

もりのなかの読書』の本文はこちらから ☞ 森のなかでの読書.pdf へのリンク

◆◆◆ カリール・ジブランと『預言者』 ◆◆◆ 
                      
 (もりのなかでの読書 本文より)
 1883 年にレバノンで生まれたジブランは、12 歳の時に母親や兄妹たちと
 渡米。アラビア語の高等教育を受けるため、15 歳の時に単身、レバノンに
 帰国。15 歳の時に、「預言者 “The Prophet”」の草稿をアラビア語で書きます。
 17 歳の時にボストンに戻り、画家・作家としてパリやニューヨークでも活躍
 しながら、 “The Prophet”を英語に書き直します。何度も推敲を重ね、
 1923 年に英語で “The Prophet”を出版しました。
 ジブランはマロン派キリスト教徒の家庭に育ちましたが、イスラ―ムの
 神秘主義 スーフィズムから思想的影響をつよく受け、特定の宗教が
 威張ることに反対し、 世界の諸宗教が一体的に結びつく未来に関心を
 払いました。The Prophet は 100 を超える言語に訳されたそうですが、
 ジブランは1931 年ニューヨークで肺結核と肝硬変のため亡くなりました。
 享年 48 才。レバノンの故郷ブシャッリ村に埋葬されました。

◆◆◆ 若林悠平氏略歴 ◆◆◆

樹木医にして松本市のオートキャンプ場「美鈴湖もりの国」のジェネラルマネージャー(もりの国国王)
柳沢林業所属

山の現場で伐採業務や育林業務を15年、薪の販売を3年ほど経験し、去年よりキャンプ場勤務(美鈴湖もりの国オートキャンプ場)
キャンプ場では国王の立場で接客、受付、清掃、木の伐採、薪割り、草刈などなんでもこなす雑用係。

柳沢林業としては、山の事や木の事を一般の方々に伝える事業として松本市より委託されキャンプ場の受託管理を始めた。美鈴湖もりの国オートキャンプ場は、車で来てキャンプが出来るキャンプ場として人気があり、柳沢林業が運営していることで、良質な薪で焚き火が出来ることや、環境に配慮した運営、林業のプロフェッショナルにアウトドアでの知識や技術を教わることの出来るキャンプ場として人気上昇中。





                                                                                                  

信州イスラーム世界勉強会第21弾は若林啓史先生「アラブが育んだ宝石学」です!
イスラーム世界・中国天津・甲府を巡る、目にもまばゆい「宝石学」の世界。お楽しみください。

本文はこちらから  ☞  アラブが育んだ宝石学

 緑はイスラームを象徴する色であり、オスマン帝国のスルターンは
 緑したたる大粒のエメラルドを愛好した。(本文より)







 【筆者自己紹介]  若林 啓史                  
                                 
  
  1963年北九州市生。1986年東京大学法学部卒業・外務省入省。シリアで
  アラビア語を研修、
  1989-1990年オックスフォード大学Senior Associate Member。
  外務本省、内閣府、山梨県警察本部の他、イラク、ヨルダン、イラン、
  シリア、オマーンなどの日本大使館で勤務。
              
                           
  2016-2019年東北大学教授、2019-2021年同大学客員教授.
  2020年3月、京都大学より博士号(地域研究)授与。
  現在、社会貢献専従(著述/カルチャーセンター講師)/江戸川区書道連盟理事・謙愼書道会評議員

 著書  『中東近現代史』知泉書館 2021年
     『シリアの悲嘆 キリスト教徒虐殺事件・一八六〇年』知泉書館 2019年
     『聖像画論争とイスラーム』知泉書館 2003年(第一回パピルス賞受賞)

     これまで雑誌等に寄稿した文章は、下記の一覧からダウンロードできます。


今からでも参加できる【朝日カルチャーセンター(新宿教室)通期講座】
 (1) 「1年でじっくり学ぶ中東近現代史」
     2021年10月開講・2022年12月まで(毎月一回・開講中)
     どの回からでも、遠隔の方でもリモートで参加できます。

 (2) 「中東の暮らしと文化」
     2022年7月開講・2023年6月まで(毎月一回・全12回)
     このシリーズでは、中東諸国の自然風土や現地の衣食住、年中行事を、画像を用いて
     親しみやすく解説します。どの回からでも、遠隔の方でもリモートで参加できます。

 (3) 「政治化される難民問題」(仮題)
     2022年5月頃(予定・一回で完結)
     難民をめぐる国際法の沿革、パレスティナ・シリア・アフガン・ウクライナ難民の比較、
     慈善としての難民支援が、いかに国際政治の道具に変わるか?
     遠隔の方でもリモートで参加できます。

       

信州イスラーム世界勉強会e-定例会第20弾は、坂井定雄龍谷大学名誉教授「アフガニスタンの<いま>を追う2021」です。激動のアフガニスタンの<いま>を、共同通信社の記者としてデスクとして、また研究者として、アフガニスタンと長年関わられた経験からわかりやすく解説する論評です。今年最後のe-定例会となります。日本もコロナに翻弄された感のある1年間でしたが、どうぞよいお年をお迎えください。

「アフガニスタンの<いま>を追う2021」の本文はこちらから!

板垣雄三信州イスラーム世界勉強会代表による、坂井名誉教授のプロフィール・掲載の経緯についても併せてお読みください。

今回のE定例会にお迎えする坂井定雄(さかい・さだお)さんは、1936年東京生まれ、東京都立大学理学部を卒業、1960年共同通信社に入社して海外の報道で活躍され(ベイルートついでジュネーヴ支局長など)、1998年から龍谷大学法学部教授、2005年からは日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を務められました。著書として『燃えるパレスチナ』、『テロの時代』など、訳書には『アラブの論理』、『タリバン』、『アフガン諜報戦争』などがあります。
このたびは、坂井さんたちが呼びかけて生まれたブログ「リベラル21」に、本年夏以来、書かれた激動のアフガニスタンをめぐる記事を、信州イスラーム世界勉強会E定例会のため、ひとまとめにして転載することをお許し下さいました。筆者の坂井さんと「リベラル21」とに謝意を表します。
久しくアフガニスタン情勢を観察し続けてきた坂井さんが2021年の劇的局面を、日々、どのように追っていたかを辿ることができる資料として、意味深いものです。


パキスタンのカラチで発行されている「エクスプレス・トリビューン」紙(ウルドゥー語版は「エクスプレス・ルーズナーメ」紙)より。「アフガニスタンの<いま>を追う2021」でも言及されているOICの、2021年12月19日にパキスタンのイスラ―マバードで開催された外相会合に参加したイスラーム諸国外相の集合写真。PHOTO: PID
OICはイスラーム協力機構(Organization of Islamic Cooperation、アラビア語では、ムナッザマ・アッタアーウン・アルイスラーミー)は1969年に設立され(初めはイスラーム諸国会議機構という名称だった)、57の加盟国を擁する国際組織(内、49か国はムスリムが断然多数を占める国々でそのムスリム人口は20億に近い)で、本部をサウジアラビアのジェッダに置く。



このたびの外相会合はアフガニスタン人道救援基金の設立を決定し、ただちにアフガニスタンの飢餓状態に対処する事業に取り組むこととなった。しかし、欧米の主要国はタリバン政権の承認に二の足を踏んでおり、アフガニスタンの国家資金は外国の銀行で凍結されたまま。前政権の首脳らは国家資金をかっさらって逃亡してしまった。資金のないタリバンは途方に暮れている。イスラーム諸国はどれだけ同胞のアフガン国民を助けられるだろうか。日本社会は、中村哲さんの遺志を継いで、どれだけ応援できるだろうか。

信州イスラーム世界勉強会代表 板垣 雄三




信州イスラーム世界勉強会第19弾は八尾師誠東京外国語大学名誉教授の
「あいねイランについて」
です。
「あいねイラン」シリーズは、イラン・イスラーム共和国文化研究所発行の「(自分は)イランの知っているか?」の翻訳書シリーズです。邦訳は八尾師先生の主宰されている「ペルシア語勉強会」での長年の研鑽の精華です。あいねイラン①「ガーリーシューヤーン~マシュハデ・アルダハールにおける象徴的絨毯洗いの祭礼~」の訳者、本田由美子氏による「ガーリーシューヤーン紹介文」と②「ナフル巡行~殉教者の不滅のいのちの表象~」の訳者小林歩氏の「ナフル巡行の今」も、ホームページに掲載しています。
「あいねイラン」シリーズの内容紹介・訳書の紹介にとどまらず、「他文化への眼差」や「学びの姿勢」について深く考えさせられる論考です。是非、ご一読ください。尚、「あいねイラン」シリーズは、「羊の丸焼きを食する会」でお世話になった安仲卓二氏の株式会社包(PAO)から出版されています。

本文はこちらから
☞ 「あいねイラン」について                           
☞ 「ナフル巡行の今」

  【八尾師先生近影】



「あいねイラン」シリーズは一般書店・WEB上でも購入が可能です。
購入ご希望の方は、以下の書名をクリック!

あいねイラン① ガーリーシューヤーン
あいねイラン② ナフル巡行




コロナ禍もようやく一段落(まだまだ予断は許されないようですが・・・)し、ここ信州も他県からの人の流れが一気に加速し、活気が戻りつつあります。
信州イスラーム世界勉強会e-定例会第18弾は堀尾輝久東京大学名誉教授の論考【地中海地域比較教育学会(MESCE)基調講演で話したこと】です。
「地球時代にふさわしい世界」に関する論考です!

本文はこちらから 

❖ 著者プロフィル
  1933年、福岡県生まれ。東京大学名誉教授。専門は、教育学・教育思想史。
  東京大学法学部政治コースを卒業の後、同大学院人文科学研究科教育学専攻に進み、教育学博士。
  法学部では丸山眞男(政治学)、大学院では勝田守一(教育哲学・思想)、
  フランス留学ではモーリス・ドベス(発達教育学)に師事した。
  東京大学教養学部、ついで教育学部で教え、大学評議員や教育学部長を務めた。
  日本学術会議会員、日本教育学会会長、総合人間学会会長、等々を歴任。
  2015年設立された「9条地球憲章の会」の代表 https://www.9peacecharter.org/
  地球平和憲章の制定をめざしている。

❖ 著書
  『子どもの権利とはなにか 人権思想の発展のために』岩波ブックレット、1986.
  『教育入門』岩波新書、1989年.
  『人権としての教育』岩波書店 同時代ライブラリー、1991.
  『現代社会と教育』岩波新書、1997.
  『地球時代の教養と学力:学ぶとは、分かるとは』かもがわ出版、2005.
  『人間と教育 堀尾輝久対話集』かもがわ出版、2010.
  『未来をつくる君たちへ “地球時代”をどう生きるか』清流出版、2011.
  『地球平和憲章:日本発モデル案』花伝社 ブックレット、2021. 他多数



信州イスラーム世界勉強会今年度最初のe-定例会(第15弾)は、板垣雄三信州イスラーム
世界勉強会代表による書評「第4波は読書で乗り切ろう!」
です。
イスラーム世界を知るためには勿論、コロナ禍で席巻され方向性を見失いがちな世界の「今」を理解するために必読の2冊です!

林 幹雄 著 『中東を動かす帰属意識 近くの隣人より、遠くの血縁』 ミルトス
塩尻 和子 著『イスラーム文明とは何か 現代科学技術と文化の礎』 明石書房

林先生には、2018年4月28日信州イスラーム世界勉強会の定例会で、「クルド社会とマイノリティ」と題する講演をしていただいていますが、惜しくも本年1月ご逝去されました。この場を借りて改めてご冥福をお祈り申し上げます。
塩尻先生(筑波大学名誉教授)には、2020年10月より「アラブ調査室」室長としてご活躍です。e-定例会にも、第7回に今回の新刊「『イスラーム文明とは何か 現代科学技術と文化の礎』の解説をお寄せいただいています。お二人の「横顔」については、板垣代表の「第4波は読書で乗り切ろう!」をご参照ください。


❖ 「第4波は読書で乗り切ろう!」はこちらから!

 
 林 幹雄 著『中東を動かす帰属意識 近くの隣人より、遠くの血縁』
 ミルトス、2021年1月発行、2500円+税
 
 





 塩尻和子 著『イスラーム文明とは何か 現代科学技術と文化の礎』
 明石書店、2021年3月発行、2500円+税
 
 信州イスラーム世界勉強会e-定例会第7弾
 

信州イスラーム世界勉強会e-定例会第14弾は、加藤博一橋大学名誉教授『イスラーム世界の社会秩序 もう一つの「市場と公正」』の自己解題です!加藤先生には、2018年7月の定例会で、「イスラーム経済への見方~経済発展の多様な経路~」というテーマで特別講義の講師を務めていただいています。今回はicardbookという形式で出版された「詩想舎」から出版されたご著書の著者ご自身による自己解説です!共に商品流通の中心を担う「市場」でありながら、なぜイスラーム世界と資本主義世界でこれほど違うのか?「公正」とは何か?コロナでかってない困難に直面している今、是非ご一読ください。

信州イスラーム世界勉強会のホームページにも掲載しています! ホームページはこちらから

エジプト シワ・オアシスにて
   現地の少年と                 

  加藤博先生 略歴
  一橋大学名誉教授(経済学博士)。
  専攻はエジプトを中心とした中東社会経済史、イスラーム文明論。
  日本中東学会会長、歴史学研究会編集長などを務めた。

  著書
  『私的土地所有権とエジプト社会』(創文社)[発展途上国研究奨励賞受賞]、
  『文明としてのイスラム』(東京大学出版会)
  『イスラム世界論――トリックスターとしての神』(東京大学出版会)
  『イスラム世界の経済史』(NTT出版)
  『アブー・スィメータ村――個人史のなかのエジプト村落論』(刀水書房)



信州イスラーム世界勉強会e-定例会第12弾をご案内いたします。鵜飼哲一橋大学名誉教授の【再燃する預言者風刺問題~フランスはどこへ?】が年内最後のご案内の予定でしたが、川村光郎氏による「山路廣明氏」のによる「昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)」をご案内します。
川村氏による「山路廣明『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』公開に当たって」と『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』を個別にリンクで掲載いたしました。忘新年会・外出・帰省もままならない年末・年始の徒然に、お楽しみください。

筆者川村光郎氏には、2019年1月の定例会「本の世界」にもご登場いただいています。

川村光郎氏の「山路廣明『昭和初期に於けるイスラム教見聞録(東京地方)』公開に当たって」は、信州イスラーム世界勉強会ホームページ経由ご覧ください。
    
     ホームページはこちらから ☞ https://www.shinshu-islam.com/
                                    
1937年 東京生まれ 東京外国語大学ドイツ語科卒業 日本アイ・ビー・エム社翻訳部門に勤務
1968年 モンゴル・アルタイ山脈ハルヒラー山塊の四峰(内2峰は初登頂)に登る
1969年 登山仲間と書籍の輸出入会社設立
1973年 日本で最初のアジア・アフリカ専門書店ビブリオを立ち上げる。アジア・アフリカ諸国の
      現地(語)出版物を中心に主として大学図書館、研究者を対象に輸入販売をし、傍ら
              細々と出版活動も行う
1983年 イスラエルのレバノン侵攻に抗議する「中東の平和をもとめる市民会議」に参加
1993年 91年モンゴル民主化運動の柱の一つであるモンゴル文字復活のための小学校一年生用
              国語教科書 (モンゴル文字)6万冊を作成して欲しいとの要請がモンゴルからあった。
              日本で募金活動を行った結果、日本全国や台湾から凡そ1000万円が集まり、実現することが
              できた。空輸してモンゴル政府に寄贈した。モンゴル文字もパソコンで作成した。
1994年 UNESCOの依頼でモンゴル文字による牧民用のポスター、パンフレットなど5万冊を作成、
              寄贈した。費用は教科書用の募金でまかない、更に98年発行の『日蒙漢辞典』をも作成する
              こともできた。
1994年 モンゴル国歴史文書館を訪れ戦後日本人抑留者関係の文書を発見。朝日新聞社の協力で
              2万頁に及ぶ文書の複写をし、朝日新聞は95年6月に見開き全面の特集記事を2回掲載し、
              有楽町マリオンでモンゴル抑留者に関するシンポジウムを開催した。
2008年 アマゾンを初めとするインターネット・ショップの普及と大学図書館の崩壊により書店の維持は
              困難となりビブリオを閉鎖し、古書と出版、編集を主とする駱駝舎と変身して再出発したものの
              現在はほぼ隠居状態。
                                                                                                                                                                                                                                                  
 

編著書

『洋書入門・海外の本』図書新聞社編 1980(共著)

『世界風俗じてん』第2巻:衣食住の巻(アジア)三省堂書店 1982(共著)

『少女が描いた風景:川村優子の絵日記千葉・盛岡昭和17―22年』駱駝舎 2016

『古書手帳』東京古書組合・中央線支部 2013

  

エッセイ

「モンゴル・ハルヒラー連峰日本モンゴル合同学術登山」『山岳』第65号(1970)日本山岳会

「第三世界の出版界・出版物」1-4 『新文化』1976/5.22~6.12連載

「世界の出版社」、『朝日ジャーナル』197898日号~19791228日号まで毎週69回に

                   わたって連載。

「あなたは不完全なD.H.ロレンスを読んできた大幅な校訂が進む全集」

                   『朝日ジャーナル』1979518日号

「中東の旅本を求めて」上・下『図書新聞』1980/ 3.29~4.12

「戦前日本のイスラム・中東研究小史:昭和10年代を中心に」『日本中東学会年報』(21987

「日土協会設立の背景と会報について」『アジア資料通報』1996.10 国立国会図書館

「日土協会設立の背景と会報について(追補)」『アジア資料通報』1996.12 国立国会図書館

 

翻訳

トニー・ヒーベラ『天国と地獄』1967 二見書房 (The Mountains 10)

アウレリオ・ガロッビオ『6級の男たち』1968 二見書房 (The Mountains 14)

D.B. アプダイク『欧文活字:歴史と書体』2008 駱駝舎

 

手がけた主な出版物

『ジャワ年鑑・昭和19年』ジャワ新聞社 1944刊 復刻1973

Orang Indonesia jang terkemoeka di Djawaジャワ在住著名インドネシア人名簿

                                                 日本軍政監部編 1944刊 復刻1973

『モンゴル研究文献目録1900-1972』日本モンゴル学会編 1973

 奥源造『インドネシアの外島移住地におけるジャワ族のデサ形成とその展開過程に関する研究』1983

 月刊『回教圏』回教圏研究所 復刻版全10冊 1986

 徳廣彌十郎『日蒙漢辞典』1998

 小林順子『イスラーム研究文献目録』2002

 松本耿郎『ペルシャ存在一性論集』2002

 Larisa Usmanova ”The Türk-Tatar Diaspora in Northeast Asia”  2007

 佐々木重次『最新インドネシア語小辞典』第1.5版 2020


                   
     筆者近影 「カザン・タタールの帽子を被って」
      
                  「古書手帳」
  
      
                 「モンゴル語教科書」

信州イスラーム世界勉強会、今年最後のe-定例会は鵜飼哲一橋大学名誉教授の、

【再燃する預言者風刺画問題 ・フランスはどこへ?】です。鵜飼先生は、本年
9月信州松本に移住されました。

本年は、コロナ禍のあおりを受け会員が集う形での定例会を開くことができませんでした。来年は、コロナが収束し、通常の例会形式に戻せることを期待しています。またまた「自粛ムード」が高まりつつある今年の師走、ご自宅でゆっくりお楽しみください。

【再燃する預言者風刺画問題・フランスはどこへ?】の本文はこちらから
         ☞ 再現する預言者風刺画問題~フランスはどこへ?.pdf (shinshu-islam.com)

  ◆ 筆者(鵜飼哲先生)プロフィール
   1955年東京生まれ。
   京都大学大学院文学研究科
   パリ第8大学で学ぶ。一橋大学名誉教授。
   専攻は20世紀フランス文学・思想、ポスト植民地文化論。1980年代の
   フランス留学を期にイスラーム世界への関心を深め、多様な出自、立場の
   ムスリムの友人たちとの対話を通じて問題意識を形成してきた。
   20209月、松本市に移住。

                                                    
 
  ◆ 著書                                                                 
   『「ショアー」の衝撃』(1995、共著)        
   『原理主義とは何か』(1996、共著)
   『抵抗への招待』(1997)
   『国民とは何か』(1998、共著)
   『ナショナル・ヒストリーを超えて』(1998、共著)
   『応答する力』(2003)
   『主権のかなたで』(2008)
   『ジャッキー・デリダの墓』(2014)
   『反東京オリンピック宣言』(2016、共著)
   『デリダと死刑を考える』(2018、共著)
   『で、オリンピックやめませんか?』(2019、共著)
   『テロルはどこから到来したか』(2020)
   『まつろわぬ者たちの祭り』(2020)

  ◆ 翻訳
  ジャン・ジュネ
         『恋する虜』(1993、共訳)
         『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ』(1999)
     『シャティーラの四時間』(2010、共訳)
  ジャック・デリダ
         『他の岬』(1993、共訳)
         『盲者の記憶』(1998)
         『友愛のポリティックス』(2004、共訳)
         『ならず者たち』(2009、共訳)                                 
         『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(2014)  


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