信州イスラーム世界勉強会代表 板垣雄三先生(東京大学名誉教授)の連続講義、第2回のお知らせです。
第1回はお陰様で大盛況!用意したMウィングの会議室では席が足りなくなり、急遽教室を変更することになった「事務局泣かせ」の講演会でした。質疑応答の時間も活発な討議がなされ、予定時間を大幅に超過、充実した学びの時間を満喫しました。
第2回も多数の方に参加していただくべく、100人収容の以下の会場に変更いたしました。
日 時:5月20日(土) 午後1時30分~午後4時30分
場 所:松本商工会館6階 601会議室
〒 390-8503 長野県松本市中央1-23-1 (第1回会場Mウィングの北側です。)
案内図はこちら → https://www.mcci.jp/guidance/access/
連続講義「イスラームをその土台から眺めなおす」第2回の内容
イスラーム教の歴史を見わたす
社会契約、法と霊性、宗派・教団、統治権力、 堕落への反省=復古(原点回帰)
連続講義ですが途中からの参加も可能です。
事前登録不要!受講料不要!の自由な講座です。(資料代1回100円程度掛かります。)
多様性に意味を与え平和と安全に生きる術を、イスラームを切口に学び・考える連続講義です。
どうぞふるってご参加ください。
信州イスラーム世界勉強会のhpはこちらから
→
第1回はお陰様で大盛況!用意したMウィングの会議室では席が足りなくなり、急遽教室を変更することになった「事務局泣かせ」の講演会でした。質疑応答の時間も活発な討議がなされ、予定時間を大幅に超過、充実した学びの時間を満喫しました。
第2回も多数の方に参加していただくべく、100人収容の以下の会場に変更いたしました。
日 時:5月20日(土) 午後1時30分~午後4時30分
場 所:松本商工会館6階 601会議室
〒 390-8503 長野県松本市中央1-23-1 (第1回会場Mウィングの北側です。)
案内図はこちら → https://www.mcci.jp/guidance/access/
連続講義「イスラームをその土台から眺めなおす」第2回の内容
イスラーム教の歴史を見わたす
社会契約、法と霊性、宗派・教団、統治権力、 堕落への反省=復古(原点回帰)
連続講義ですが途中からの参加も可能です。
事前登録不要!受講料不要!の自由な講座です。(資料代1回100円程度掛かります。)
多様性に意味を与え平和と安全に生きる術を、イスラームを切口に学び・考える連続講義です。
どうぞふるってご参加ください。
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→

4月から信州イスラーム世界勉強会の例会として、勉強会代表、板垣雄三先生(東大名誉教授)の連続講座「イスラームをその土台から眺めなおす」(全8回)が始まります。
壁の内に閉じこもることなく、多様性に意味を与え平和と安全に生きる術を、イスラームを切口に学び・考える連続講義です。事前登録不要・参加費無料のどなたにも開かれた連続講座です。どうぞふるってご参加ください。
日 時:平成29年 4月・5月・6月・7月・11月・12月/平成30年 1月/2月
各第3土曜日 午後1時30分~4時30分
場 所:松本市中央公民館(Mウィング)
松本市中央1-18-1 ☎0263-32--1132 JR松本駅お城口徒歩5分
講 師:信州イスラーム世界代表 板垣雄三 (東京大学名誉教授)
第1回は4月15日(土)午後13時30分より
「イスラームは一体どんな宗教なのか」です。
❖事前登録不要・参加費無料(資料代として実費100円前後申し受けます。)❖
都合がつかない月は休むことができますが、8回の講義はつながりあっているので全会参加が望ましいところです。全部に出席すれば、イスラームの全体像についてひとまとまりの基本的な見識を固めることができます。8回の日程・内容は以下の通りです。
【前半】
4/15 ① イスラームは一体どんな宗教なのか
条件付き無神論の「一神教」、他の宗教との関係、 人類意識、現世重視の生き方
5/20 ② イスラーム教の歴史を見わたす
社会契約、法と霊性、宗派・教団、統治権力、 堕落への反省=復古(原点回帰)
6/17 ③「近代性」の先駆としてのイスラーム文明
都市を生きる、知識・情報、科学、自然観、女性、個の尊厳、自由・安全・公正
7/15 ④ イスラームがヨーロッパに負けたわけ
学習効果、与えた特権(カピチュラシオン)、「近代性」の病変、
農本(領土主権・土地所有権)、イデオロギー戦争、国民国家体系、国際法、
西洋中心主義の成立へ、政教分離(世俗主義)
❖ 8月は夏休み、9月・10月は信州イスラーム世界勉強会のイベントが予定されています❣ ❖
【後半】
11/18 ⑤「十字軍」から「反テロ戦争」まで
キリスト教の「正統」と「異端」、ユダヤ教徒とユダヤ人の違い、
反ユダヤ主義+イスラーム敵視、「二つの世界」論、多角的宗教紛争扇動、
イスラエルの生き残り
12/16 ⑥ イスラーム圏、イスラーム国家、イスラーム社会
アラビアのロレンス、英仏伊日が定めた中東諸国縄張り、
欧米中心主義に巻き込まれたイスラーム世界、ガンディーの非暴力抵抗、
大川周明のアジア観と回民
1/20 ⑦ パレスチナ問題はなぜ解決しないのか
シオニズム+イスラエル国家とは何か、「中東和平」とは何か、
イランイスラーム革命の波紋、アラブ イスラエル紛争の変転、
世界の不正義のコアそしてハブ
2/17 ⑧ 世界の将来とイスラーム
欧米の現在は対岸の火事か、日本社会も世界全体も「イスラーム化」する、
世界覆う思想や行動のタウヒード化、
イスラーム再生の可能性、ムワーティン革命
壁の内に閉じこもることなく、多様性に意味を与え平和と安全に生きる術を、イスラームを切口に学び・考える連続講義です。事前登録不要・参加費無料のどなたにも開かれた連続講座です。どうぞふるってご参加ください。
日 時:平成29年 4月・5月・6月・7月・11月・12月/平成30年 1月/2月
各第3土曜日 午後1時30分~4時30分
場 所:松本市中央公民館(Mウィング)
松本市中央1-18-1 ☎0263-32--1132 JR松本駅お城口徒歩5分
講 師:信州イスラーム世界代表 板垣雄三 (東京大学名誉教授)
第1回は4月15日(土)午後13時30分より
「イスラームは一体どんな宗教なのか」です。
❖事前登録不要・参加費無料(資料代として実費100円前後申し受けます。)❖
都合がつかない月は休むことができますが、8回の講義はつながりあっているので全会参加が望ましいところです。全部に出席すれば、イスラームの全体像についてひとまとまりの基本的な見識を固めることができます。8回の日程・内容は以下の通りです。
【前半】
4/15 ① イスラームは一体どんな宗教なのか
条件付き無神論の「一神教」、他の宗教との関係、 人類意識、現世重視の生き方
5/20 ② イスラーム教の歴史を見わたす
社会契約、法と霊性、宗派・教団、統治権力、 堕落への反省=復古(原点回帰)
6/17 ③「近代性」の先駆としてのイスラーム文明
都市を生きる、知識・情報、科学、自然観、女性、個の尊厳、自由・安全・公正
7/15 ④ イスラームがヨーロッパに負けたわけ
学習効果、与えた特権(カピチュラシオン)、「近代性」の病変、
農本(領土主権・土地所有権)、イデオロギー戦争、国民国家体系、国際法、
西洋中心主義の成立へ、政教分離(世俗主義)
❖ 8月は夏休み、9月・10月は信州イスラーム世界勉強会のイベントが予定されています❣ ❖
【後半】
11/18 ⑤「十字軍」から「反テロ戦争」まで
キリスト教の「正統」と「異端」、ユダヤ教徒とユダヤ人の違い、
反ユダヤ主義+イスラーム敵視、「二つの世界」論、多角的宗教紛争扇動、
イスラエルの生き残り
12/16 ⑥ イスラーム圏、イスラーム国家、イスラーム社会
アラビアのロレンス、英仏伊日が定めた中東諸国縄張り、
欧米中心主義に巻き込まれたイスラーム世界、ガンディーの非暴力抵抗、
大川周明のアジア観と回民
1/20 ⑦ パレスチナ問題はなぜ解決しないのか
シオニズム+イスラエル国家とは何か、「中東和平」とは何か、
イランイスラーム革命の波紋、アラブ イスラエル紛争の変転、
世界の不正義のコアそしてハブ
2/17 ⑧ 世界の将来とイスラーム
欧米の現在は対岸の火事か、日本社会も世界全体も「イスラーム化」する、
世界覆う思想や行動のタウヒード化、
イスラーム再生の可能性、ムワーティン革命
信州イスラーム世界勉強会 キックオフミーティングにて
信州イスラーム世界勉強会は、長野県内外の市民有志が自由かつ客観的な眼で
イスラームについて理解を深め、それを自分たち自身の生き方や日本・世界の針路に
役立てようとする、学びあいの広場です。
信州イスラーム世界勉強会のホームページはこちらから
2017/02/28
信州イスラーム世界勉強会3月度(第2回)例会は、信州大学岩崎徹也先生の「最近の国際石油市場」です。トランプ政権への交代を受けて、国際石油市場はどう動いていくのか?中東世界や石油市場は、私たちの日々の暮らしにどうかかわっているのか?ホットで実は身近な石油市場のおはなし。お楽しみに!
■ 信州イスラーム世界勉強会3月例会
参加無料・事前登録不要です。
1.と き:3月18日(土)13:30~16:00
講演終了後、質疑応答・自由討議を予定しています。
2.ところ:松本市中央公民館(Mウィング)
3.演 題:「最近の国際石油市場」
4.講演者:岩崎 徹也 信州大学学術研究院(社会科学系)教授 (エネルギー産業論・中東経済論)
信州イスラーム世界勉強会顧問
講演者略歴
1999- , 信州大学経済学部 教授
1995- , 信州大学経済学部 助教授
1994- , 信州大学教養部 助教授
1993- , 日本エネルギー経済研究所第7研究室 室長
1991- , 英国CENTRE FOR GLOBAL ENERGY STUDIES 上級研究員
1986- , 財団法人日本エネルギー経済研究所 主任研究員
1981- , 財団法人日本エネルギー経済研究所 研究員
研究テーマ
国際石油市場を中心とするエネルギー経済分析
中東諸国の政治経済分析
著書・論文
・『開発と石油の政治経済学―サウジアラビアと国際石油市場』、1989年、学文社
・「中東地域における地政学的リスク上昇の背景」、『ペトロテック』、第28巻、第2号、2005年
・「世界経済と石油市場」、『現代の中東』、第31号、2001年共著
・河村哲二ほか、『世界経済の構造と動態』、2003年、御茶ノ水書房
・唐沢敬ほか、『越境する資源環境問題』、2002年、日本経済評論社
信州イスラーム世界勉強会ホームページはこちらから →
■ 信州イスラーム世界勉強会3月例会
参加無料・事前登録不要です。
1.と き:3月18日(土)13:30~16:00
講演終了後、質疑応答・自由討議を予定しています。
2.ところ:松本市中央公民館(Mウィング)
3.演 題:「最近の国際石油市場」
4.講演者:岩崎 徹也 信州大学学術研究院(社会科学系)教授 (エネルギー産業論・中東経済論)
信州イスラーム世界勉強会顧問
講演者略歴
1999- , 信州大学経済学部 教授
1995- , 信州大学経済学部 助教授
1994- , 信州大学教養部 助教授
1993- , 日本エネルギー経済研究所第7研究室 室長
1991- , 英国CENTRE FOR GLOBAL ENERGY STUDIES 上級研究員
1986- , 財団法人日本エネルギー経済研究所 主任研究員
1981- , 財団法人日本エネルギー経済研究所 研究員
研究テーマ
国際石油市場を中心とするエネルギー経済分析
中東諸国の政治経済分析
著書・論文
・『開発と石油の政治経済学―サウジアラビアと国際石油市場』、1989年、学文社
・「中東地域における地政学的リスク上昇の背景」、『ペトロテック』、第28巻、第2号、2005年
・「世界経済と石油市場」、『現代の中東』、第31号、2001年共著
・河村哲二ほか、『世界経済の構造と動態』、2003年、御茶ノ水書房
・唐沢敬ほか、『越境する資源環境問題』、2002年、日本経済評論社
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2017年2月17日発行の「週刊読書人」の今週の読物欄にDVD「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得」の紹介記事「トランプ流を逆転する」が掲載されました。信州イスラーム勉強会代表 板垣雄三先生の執筆です。
DVDのご購入はこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
DVDのご購入はこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
トランプ流を逆転する
異文化理解への扉 日本の将来を開く必携のDVD
異文化理解への扉 日本の将来を開く必携のDVD
信州イスラーム世界勉強会代表 板垣 雄三
トランプ政権が登場して、「テロ対策」のなによるイスラム教徒排斥の是非が世界世論のホットな論題となった。アカデミー賞のイベントから空港カウンターや街頭でまで、この問題で持ち切り。イスラム問題は世界問題だからだ。 世界人口の予測では、今世紀半ばに三人に一人がイスラム教徒という時代が来そうだ。日本人も、海外ではもちろん、国内でも隣人として/同胞として/付き合うことになるのは、確かだ。壁の内に閉じこもることなど不可能。多様性に意味を与え平和と安全に生きるにはどうすべきか、大論争の折も折、各自が世界に向かって自分を開いていくにはどんな知識・心構えが必要か、多文化共生に「魂」を入れる視聴覚作品が出現した。
それは、講師 徳永里沙(りさ)「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得‐異文化理解に基づく人間的共感のために」〔DVD2枚組【視聴時間4時間】、信州イスラーム世界勉強会製作、2017年1月頒布開始、限定・百部、定価五千円(税・送料込み)〕。
これは、研究者・ジャーナリスト・ビジネスマン・学生など市民有志が日本から(そこに立脚点を置いて)自由で自主的・客観的な眼でイスラム世界を正しく認識し、それとの相互理解を深めようとする信州イスラーム世界勉強会が 昨年六月四日、松本大学を会場に開催した講座の映像記録を編集したもの。だから、熱心な参加者を交えたインタラク ティブな活気と臨場感が溢れる。
講師は慶応義塾大学出身でカイロ大学留学、史学博士。古代アラビア考古学・碑文学が専門の新進学者。サウジアラビアのイマーム大学東京分校の研究職、金沢大学客員准教授が現職だが、中東や東南アジアとの多角的ネットワークをもち、その生活文化の多様性に通じた日本人イスラム教徒。「ムハンマド」(国書刊行会)の訳者。
最近は日本でもハラール食品が有名になり、訪日ムスリム旅行者受入れのための観光庁セミナーなども盛んとなった。だが、誘客・接客の技術では足りない。相手と、文明・信念・価値観・思考 回路の根底を相互に知り合うことが必要 なのだ。このDVDは、実践的ヒントとともに、そのような基礎固めの要求に応えるもの。日本社会の未来のため、 国内広く学校・図書館・企業・行政・国際 交流・スポーツ団体・家庭・その他で、実用と研究教育両面での活用が望まれる。
ネット販売方式なので、「信州イスラーム世界勉強会」のhpから注文・入手できる。
(いたがきゆうぞう=信州イスラーム世界勉強会代表、東京大学名誉教授、イスラム研究)

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2017/01/27
信州イスラーム世界勉強会第1回例会のお知らせです。
第1回例会は、JCF(日本チェルノブイリ連帯基金)イラク事業現地駐在員、加藤丈典さんのJCFイラク国内避難民支援活動報告会です。今世界中の注目を集めている、モスル及び多くの国内避難民が生活するクルド自治区の最新状況、医療支援活動についての報告が伺えます。 ご期待ください。
信州イスラーム世界勉強会の例会は参加無料・事前登録不要で運営する予定ですが、今回はJCF活動支援のための任意の募金を、会場でお願いする予定です。あらかじめご了承ください。
◎ 第1回(2月度)信州イスラーム世界勉強会 例会
講演者:JCFイラク事業現地駐在員 加藤 丈典 氏
と き:2月18日(土) 午後1時半~3時半 【講演者近影】
ところ:松本商工会館 6階 606会議室 例会は通常Mウィングで開催予定ですが、今回は商工会館での開催です。お間違いのないようにお願いします。
講演者略歴
1981年8月 石川県生まれ
2006年~2007年 日本イラク医療支援ネットワーク(Jim-net)
2008年~2011年 日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)において、イラクの小児がん患者に対する
医療支援事業に従事
2014年10月より クルド自治区エルビル県におけるJCF国内避難民に対する医療支援事業現地駐在員
日本チェルノブイリ連帯基金とは → http://jcf.ne.jp/
信州イスラーム世界勉強会のhpはこちらのバナーから


第1回例会は、JCF(日本チェルノブイリ連帯基金)イラク事業現地駐在員、加藤丈典さんのJCFイラク国内避難民支援活動報告会です。今世界中の注目を集めている、モスル及び多くの国内避難民が生活するクルド自治区の最新状況、医療支援活動についての報告が伺えます。 ご期待ください。
信州イスラーム世界勉強会の例会は参加無料・事前登録不要で運営する予定ですが、今回はJCF活動支援のための任意の募金を、会場でお願いする予定です。あらかじめご了承ください。
◎ 第1回(2月度)信州イスラーム世界勉強会 例会

講演者:JCFイラク事業現地駐在員 加藤 丈典 氏
と き:2月18日(土) 午後1時半~3時半 【講演者近影】
ところ:松本商工会館 6階 606会議室 例会は通常Mウィングで開催予定ですが、今回は商工会館での開催です。お間違いのないようにお願いします。
講演者略歴
1981年8月 石川県生まれ
2006年~2007年 日本イラク医療支援ネットワーク(Jim-net)
2008年~2011年 日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)において、イラクの小児がん患者に対する
医療支援事業に従事
2014年10月より クルド自治区エルビル県におけるJCF国内避難民に対する医療支援事業現地駐在員
日本チェルノブイリ連帯基金とは → http://jcf.ne.jp/
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2017/01/26
本年度より、「信州イスラーム世界勉強会」のイベントは毎月第3土曜日に「例会」方式で開催されます。
第1回の例会のご案内はこちら → http://muslimworld.naganoblog.jp/
信州イスラーム世界勉強会は、宗教団体や狭い意味での宗教の研究会ではありません。市民有志が、先ず何より日本から(そこに立脚点をおいて)、自由で自主的な立場を堅持しつつイスラーム世界とその文明について広い視野に立って詳しく知り、正しく認識して、それとの人間的な相互理解・交流を深めることに役立てようとする、開かれた学びあいの広場です。
多文化共生に興味のある方、イスラームインバウンドに積極的に取り組んでおられる方、米欧はじめ世界情勢の中のイスラーム問題に関心のある方、中東や東南アジア・南アジア・中央アジア・中国・アフリカなどの動向に興味を持つ方、戦乱やテロや難民問題などの人権状況に心を痛め何かしたいと考えている方、エネルギー問題や文明戦略に関心のある方、イスラームを学ぼうとする方、科学や医薬の源流を知りたい方、中東の映画や料理や書道やコスメが好きな方、刺繍やアラベスク(幾何学文様)やアラビアン・ナイトに興味のある方、知的刺激が少ないとお嘆きの方、ちょっと覗いてみようか迷っている方、どなたもご自由に参加いただけます。
参加費無料、事前登録不要ですので、気楽にお越しください。
◎ 例会運営について
3月以降の例会については、適宜ブログやホームページでお知らせいたしますので、ご注目ください。
基本的に、「毎月第3土曜日午後1時半より」、
会場は確保できる限りは「松本市中央公民館(Mウィング)の会議室」です。
毎月開催といっても、8月はお休みとなる公算が大ですし、例会とは別のイベント開催の為他の日に
第1回の例会のご案内はこちら → http://muslimworld.naganoblog.jp/
信州イスラーム世界勉強会は、宗教団体や狭い意味での宗教の研究会ではありません。市民有志が、先ず何より日本から(そこに立脚点をおいて)、自由で自主的な立場を堅持しつつイスラーム世界とその文明について広い視野に立って詳しく知り、正しく認識して、それとの人間的な相互理解・交流を深めることに役立てようとする、開かれた学びあいの広場です。
多文化共生に興味のある方、イスラームインバウンドに積極的に取り組んでおられる方、米欧はじめ世界情勢の中のイスラーム問題に関心のある方、中東や東南アジア・南アジア・中央アジア・中国・アフリカなどの動向に興味を持つ方、戦乱やテロや難民問題などの人権状況に心を痛め何かしたいと考えている方、エネルギー問題や文明戦略に関心のある方、イスラームを学ぼうとする方、科学や医薬の源流を知りたい方、中東の映画や料理や書道やコスメが好きな方、刺繍やアラベスク(幾何学文様)やアラビアン・ナイトに興味のある方、知的刺激が少ないとお嘆きの方、ちょっと覗いてみようか迷っている方、どなたもご自由に参加いただけます。
参加費無料、事前登録不要ですので、気楽にお越しください。
◎ 例会運営について
3月以降の例会については、適宜ブログやホームページでお知らせいたしますので、ご注目ください。
基本的に、「毎月第3土曜日午後1時半より」、
会場は確保できる限りは「松本市中央公民館(Mウィング)の会議室」です。
毎月開催といっても、8月はお休みとなる公算が大ですし、例会とは別のイベント開催の為他の日に
変更になる可能性もあります。毎月の予定につき、ご注意をお願いします。
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2016/12/26
福島将軍は松本藩の下級武士の家に生まれ、世界を驚かせたシベリア横断などを行い、陸軍大将、男爵になった。「福島将軍遺蹟」などの著作を通して福島の心と行動を知り、今日に役立つ知恵を学ぶ。
福島安正(1852年―1919年)はシベリアのほか、全インド、バルカン半島踏査、エジプトなど熱帯地
大旅行を行った。
初回読書会の内容は「福島将軍遺蹟」 修学記~陸軍省出仕以後 (全13ページ)の読書会です。
(第2回以降の日程・内容の詳細は第1回読書会で決定しますが、月1回の開催全10回を予定しています。)
第2回以降の内容(予定)
第2回 福島将軍遺蹟 単騎遠征 「欧亜両大陸横断」~「愛馬凱旋遂に起たず」
第3回 同 「韃靼人と回々教」~「遂に烏拉を棄つ」
第4回 同 「酷烈なる西伯利の寒気」~「龍江水上の負傷」
第5回以降は 波斯(ペルシャ)紀行の予定です。
日本の国際戦略の出発点は、イスラーム世界の庶民の心と暮らしとを知ることから始まりました。日清戦争直前、ベルリンから騎乗でシベリアを横断した壮挙で有名な福島安正(1852~1919)、 信州松本が生んだ明治日本のインテリジェンスの草分けが、今あらためて見なおされています。彼が日清戦争後の1895年から97年初めにかけて中央アジアからアラビアへと遍歴した記録を、読みあわせ学びあう自主的読書会を計画しました。
読書会はどうしたものかという様子見の方も自由なご参加大歓迎です。

読書会第1回のは以下のとおり開催予定です。
お申込方法:
参加希望の方は、以下の方法で事務局まで氏名・住所をご連絡ください。申し込まれた方に事前に折り返し資料をお送りします。e-mail info@shinshu-islam.com FAX 0263-33-9133
お問合せ先
信州イスラーム世界勉強会事務局 TEL 0263-32-5445
松本市埋橋1-8-7 アルプスシャツ(株)内
(お問合せは平日の10:00~17:00の間にお願いします。)
福島安正(1852年―1919年)はシベリアのほか、全インド、バルカン半島踏査、エジプトなど熱帯地
大旅行を行った。
初回読書会の内容は「福島将軍遺蹟」 修学記~陸軍省出仕以後 (全13ページ)の読書会です。
(第2回以降の日程・内容の詳細は第1回読書会で決定しますが、月1回の開催全10回を予定しています。)
第2回以降の内容(予定)
第2回 福島将軍遺蹟 単騎遠征 「欧亜両大陸横断」~「愛馬凱旋遂に起たず」
第3回 同 「韃靼人と回々教」~「遂に烏拉を棄つ」
第4回 同 「酷烈なる西伯利の寒気」~「龍江水上の負傷」
第5回以降は 波斯(ペルシャ)紀行の予定です。
日本の国際戦略の出発点は、イスラーム世界の庶民の心と暮らしとを知ることから始まりました。日清戦争直前、ベルリンから騎乗でシベリアを横断した壮挙で有名な福島安正(1852~1919)、 信州松本が生んだ明治日本のインテリジェンスの草分けが、今あらためて見なおされています。彼が日清戦争後の1895年から97年初めにかけて中央アジアからアラビアへと遍歴した記録を、読みあわせ学びあう自主的読書会を計画しました。
読書会はどうしたものかという様子見の方も自由なご参加大歓迎です。
信州イスラーム世界勉強会 代表 板垣 雄三

読書会第1回のは以下のとおり開催予定です。
と き:2017年1月18日(水) 18:00~19:30
ところ:松本市中央公民館(Mウィング)
松本市中央1-18-1
松本市中央1-18-1
会 費:一般500円 学生250円
お申込方法:
参加希望の方は、以下の方法で事務局まで氏名・住所をご連絡ください。申し込まれた方に事前に折り返し資料をお送りします。e-mail info@shinshu-islam.com FAX 0263-33-9133
お問合せ先
信州イスラーム世界勉強会事務局 TEL 0263-32-5445
松本市埋橋1-8-7 アルプスシャツ(株)内
(お問合せは平日の10:00~17:00の間にお願いします。)
2016/12/17
ご好評をいただいた徳山里沙先生の「講座 ムスリムのお客様をもてなす心得」
-異文化理解にもとづく人間的共感のために-が、2枚組のDVDになりました。100部限定の販売です。お早めにお買い求めください。収益は「信州イスラーム世界勉強会」の運営資金として、全額がセミナーや講演会開催のために使用されます。
多文化共生に「魂」を入れる講座にようこそ!
世界人口の予測では、いずれ3人に1人がイスラーム教徒という時代が来ます。たしかに、もう世界のどこへ行っても、イスラーム教徒と付き合わないわけにはいきません。イスラームの文化や生活に興味を持つ方、イスラーム教徒のものの考え方を知りたい方、中東・東南アジア等イスラーム世界からのインバウンドに興味のある方や、実務者の方、異文化理解の進め方や、世界に開いた日本の未来の衣食住に関心のある方、すべての方にお勧めです。
家庭で、企業で、行政で、学校で、図書館で・・・・必携です!
DVD2枚組 定価5,000円(消費税・送料込み) 平成29年1月初旬販売予定!
ご予約はこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
DVDに収録されている講座の内容

講座の構成
DISC1 自己紹介
1、異文化コミュニケーションの秘訣
2、ムスリムとはどのような人々か
3、ムスリムとの挨拶
4、ムスリムをもてなす食事
5、宿泊施設の要件
6、プライバシーに関する考え方
7、宗教面での配慮
8、タブーとなる行為や話題

DISC2 はじめに ムスリムにとってのおもてなしとは
1、日程の組み方
2、交通手段に関する注意点
3、観光地の好み
4、食事の趣向
5、土産物の趣向
6、買い物・商取引
7、スポーツ
8、キャンセルや予定変更に対する考え方
9、思考回路の違い
おわりに 良いおもてなしとは
質疑応答
講師紹介
徳永里砂(とくなが・りさ)
慶応義塾大学文学部卒、1999~2001年カイロ大学留学
2005年慶応義塾大学より博士(史学)学位取得。
慶応義塾大学非常勤講師を経て
現職はサウジアラビア イマーム大学東京分校アラブイスラーム学院研究員、金沢大学客員准教授。
詳しくはこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
信州イスラーム世界勉強会のhpはこちらから →
-異文化理解にもとづく人間的共感のために-が、2枚組のDVDになりました。100部限定の販売です。お早めにお買い求めください。収益は「信州イスラーム世界勉強会」の運営資金として、全額がセミナーや講演会開催のために使用されます。
多文化共生に「魂」を入れる講座にようこそ!
世界人口の予測では、いずれ3人に1人がイスラーム教徒という時代が来ます。たしかに、もう世界のどこへ行っても、イスラーム教徒と付き合わないわけにはいきません。イスラームの文化や生活に興味を持つ方、イスラーム教徒のものの考え方を知りたい方、中東・東南アジア等イスラーム世界からのインバウンドに興味のある方や、実務者の方、異文化理解の進め方や、世界に開いた日本の未来の衣食住に関心のある方、すべての方にお勧めです。
家庭で、企業で、行政で、学校で、図書館で・・・・必携です!
信州イスラーム世界勉強会代表 板垣雄三
DVD2枚組 定価5,000円(消費税・送料込み) 平成29年1月初旬販売予定!
ご予約はこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
DVDに収録されている講座の内容

講座の構成
DISC1 自己紹介
1、異文化コミュニケーションの秘訣
2、ムスリムとはどのような人々か
3、ムスリムとの挨拶
4、ムスリムをもてなす食事
5、宿泊施設の要件
6、プライバシーに関する考え方
7、宗教面での配慮
8、タブーとなる行為や話題

DISC2 はじめに ムスリムにとってのおもてなしとは
1、日程の組み方
2、交通手段に関する注意点
3、観光地の好み
4、食事の趣向
5、土産物の趣向
6、買い物・商取引
7、スポーツ
8、キャンセルや予定変更に対する考え方
9、思考回路の違い
おわりに 良いおもてなしとは
質疑応答
講師紹介
徳永里砂(とくなが・りさ)
慶応義塾大学文学部卒、1999~2001年カイロ大学留学
2005年慶応義塾大学より博士(史学)学位取得。
慶応義塾大学非常勤講師を経て
現職はサウジアラビア イマーム大学東京分校アラブイスラーム学院研究員、金沢大学客員准教授。
詳しくはこちらから → http://www.shinshu-islam.com/muslim-dvd.html
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2016/11/30
アラビア語をはじめてみませんか
心の耳を研ぎ澄まし、アラブやイスラームの地域の人々の心の叫びを聞くために。

毎月第4金曜日と土曜日、月2回、6回1ユニット(3か月間)のコンパクトな授業です。
お申込みはこちらから → http://www.shinshu-islam.com/contact3/contact.html
日時:1月27日(金)・1月28日(土)
2月24日(金)・2月25日(土)
3月24日(金)・3月25日(土) それぞれ 16:00~17:30

場所:アルプスシャツ株式会社 会議室
松本市埋橋1-8-7
松本駅から徒歩20分 バス5分
バス 松本市美術館下車
講師:松尾晴紀
講師紹介 大東文化大学他講師。ATIF(ダマスカスにあるアラビア語学院)終了。
ダマスカス大学文学部歴史学科留学。
パリ大学歴史学修士。JICA特別嘱託にてイラク出向。元 放送大学講師。
費用:一般 5,000円/月 学生2,500円/月
3か月計 一般15,000円 学生7,500円
連絡・問い合わせ先:電話 :070-6930-4368(松尾)
メール:mrzqhrk@muc.biglobe.ne.jp
以下のプログラムで行います。
1、アラビア語とは・・・・・
・アラビア語の話されている地域
・セム語という言葉
2、アラビア語のあいさつ
3、アラビア語を書いてみよう。
・・・・・・・・・・

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心の耳を研ぎ澄まし、アラブやイスラームの地域の人々の心の叫びを聞くために。

アラビア語は国連の公用語のひとつです。アラビア語を公用語としている国と地域は25以上に及び、アラビア語を母語としている人口は2億人以上です。最初は、挨拶から、そして、文字も読めたり、書けたりしたらもっとわくわくすることでしょう。
「シュワイ・シュワイ(少しずつ、少しずつ)」やってゆきましょう。
いつか、最終的にはアラブの歴史や文学や詩に触れられるようになりましょう。
インシャアッラー!
「シュワイ・シュワイ(少しずつ、少しずつ)」やってゆきましょう。
いつか、最終的にはアラブの歴史や文学や詩に触れられるようになりましょう。
インシャアッラー!
毎月第4金曜日と土曜日、月2回、6回1ユニット(3か月間)のコンパクトな授業です。
お申込みはこちらから → http://www.shinshu-islam.com/contact3/contact.html
日時:1月27日(金)・1月28日(土)
2月24日(金)・2月25日(土)
3月24日(金)・3月25日(土) それぞれ 16:00~17:30

場所:アルプスシャツ株式会社 会議室
松本市埋橋1-8-7
松本駅から徒歩20分 バス5分
バス 松本市美術館下車
講師:松尾晴紀
講師紹介 大東文化大学他講師。ATIF(ダマスカスにあるアラビア語学院)終了。
ダマスカス大学文学部歴史学科留学。
パリ大学歴史学修士。JICA特別嘱託にてイラク出向。元 放送大学講師。
費用:一般 5,000円/月 学生2,500円/月
3か月計 一般15,000円 学生7,500円
連絡・問い合わせ先:電話 :070-6930-4368(松尾)
メール:mrzqhrk@muc.biglobe.ne.jp
以下のプログラムで行います。

1、アラビア語とは・・・・・
・アラビア語の話されている地域
・セム語という言葉
2、アラビア語のあいさつ
3、アラビア語を書いてみよう。
・・・・・・・・・・

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2016/11/18
「韃靼の志士~日本とイスラーム世界を結んだ男」いよいよ明日開催です。お申込みは以下のhpから。(思い立ったらふらりと立ち寄られても、聴講可能です!)
日本の国際戦略の出発点は、イスラーム世界の庶民の心と暮らしとを知ることから始まりました。日清戦争直前、ベルリンから騎乗でシベリアを横断した壮挙で有名な福島安正(1852~1919)、 信州松本が生んだ明治日本のインテリジェンスの草分けが、今あらためて見なおされています。彼が日清戦争後の1895年から97年初めにかけて中央アジアからアラビアへと遍歴した記録を、読みあわせ学びあう自主的読書会(定員制)を作るため、ここに立上げの講演会を計画しました。小松先生(節々で指導して下さる予定)が ユーラシアを舞台に日本・イスラーム関係史の全体像をつかむことを助けるお話をしてくださいます。講演を聴くだけの方も、読書会はどうしたものか様子見の方も自由なご参加大歓迎です。
今 福島将軍に学ぶ
今の時代に「将軍」の出現は、亡霊か時代錯誤のたわ言と言われそうだが、松本市出身の福島安正将軍(1852-1919年)はちょっと違う。生家跡の遊園地は一方通行道路だらけで下級武士が多く住んだ人家密集地の中で子供の貴重な遊び場。みんな「福島将軍へ行く」と親しんだ。
戦争にも関係するが、今でいえば冒険家で有名だ。世界に名を馳せたのは単騎シベリア横断。ドイツ公使館付きの任務を終え92(明治22)年、ベルリンからウラジオストックまで1万4000キロ、488日間、氷点下40度もある過酷な体験をした。
さらにインド横断、エジプト、トルコを回りペルシャ、中央アジアなど生涯4度の大旅行を行った。
安正に親しみを感じるのは子供時代の極貧から大将、男爵になる苦労と努力だ。自身も「家すこぶる貧にして」学資尽き塾僕となり、大声を出して読書し、1月の寒さを凌いだーなどと書いている」。その結果英語、ドイツ、フランス、ロシア語などをマスターした。
安正は全国を回ってこれらの冒険や貧困体験を講演、青少年に剛健練磨を説いた。松本もたびたび訪れ、1914(大正3)年松本小学校男子部の5000人を前に「寒気には耐えられたが書物を買えなかったのがつらかった」と話した時は、身を震わせ起立したまま約20分間言葉を詰まらせたという。
「長野県教育が下り坂、狭隘になってきた。子供の頭に余裕を持たせたい」(松本平タウン情報「松本市100年」、小松芳郎氏著)と願った。
生家近くには最近、立派な公園ができ安正の事績は忘れられてきているが、信州イスラーム世界勉強会は、早い段階にイスラーム圏に入り人々と接した日本人として、安正が何を感じたかなどを知る読書会を計画している。有志のご参加をお待ちしている。
第1回は26日(土)午後1時半―4時、松本市中央1のⅯウイングで小松久男東大名誉教授の講演「韃靼の志士―日本イスラーム世界を結んだ男」を開く。講演、質問後、読書会の開き方、進め方を相談。参加費一般1000円、学生500円。
問い合わせ、申し込みは信州イスラーム世界事務局迄(☎50-5514fax0263-33-9133 松本市埋橋1-8-7アルプスシャツ内)
信州イスラーム世界勉強会 事務局長 黒田 重夫
読書会第1回は講演会です~読書会の発足をめざして
講演 「韃靼の志士~日本とイスラーム世界を結んだ男」
講師 小松久男 東京大学名誉教授・東京外語大総合研究院特任教授
と き 11月26日(土)午後1時半~4時
ところ 松本市Mウィング中会議室(松本市中央1-18-1) 松本駅から徒歩5分
講師からの言葉
明治42年(1909年)、ロシア生まれのタタール人アブデュルレシト・イブラヒム(1857-1944)が日本を訪れた。彼は帝政ロシア領内のムスリム(イスラーム教徒)はもとより、ほとんどヨーロパ列強の支配下に置かれていたイスラーム世界の解放をめざす汎イスラーム主義の活動家であった。当時の日本の新聞・雑誌が「韃靼の志士」と呼んだ彼は、日露戦争に勝利した日本をイスラーム世界の盟友と認め、イスラーム世界の地政学的な重要性を説きながら、伊藤博文や大隈重信、犬養毅らを含む日本の政治家やアジア主義者たちと親交を結んだ。一方、参謀本部もまた日本の対外政策を立案する立場からイブラヒムに関心をもち、接触をはかった。ちなみに彼の旅行記『イスラーム世界―日本におけるイスラームの普及』(イスタンブル、1912年)には、当時参謀次長の要職にあった福島安正(松本市出身、1852-1919)とおぼしき人物も登場する。この福島氏は日本からもメッカ巡礼者を出すべきだと力説するのだが、じっさい東京外国語学校ロシア科出身の山岡光太郎(1880-1959)が、イブラヒムに同行してメッカ巡礼をはたすことになる。イブラヒムの訪問は日本とイスラーム世界との初期の出会いとして注目に値する。今回は、彼の日本紀行を収めた著書『イスラーム世界』と日本のジャーナリズムの記事とを比べながら、明治末の時代の空気を探ってみたい。
講師略歴
1951年東京生まれ。東京教育大学・東京大学大学院で中央アジア史を専攻するが、まだソ連時代であった ため、現地での研究はできず、1978年、中央アジアと歴史・文化的に関係の深いトルコに留学。アンカラの古本屋で最初に買った本が、イブラヒムの『イスラーム世界』。アラビア文字のオスマン・トルコ語の本ながら、頁を開くと古い日本の写真がいくつも出てくるので、興味を覚えて購入したもの。ただし、しっかりと読むのはそれから8年後のこと。最初の勤務校は東海大学文学部で、この間の1991年にソ連が解体して中央アジア諸国は独立。以後、現地での研究調査や交流を重ねている。1992年トルコ語専攻を創設した東京外国語大学に移り、96年には東京大学文学部に転任。在職中は総合的な地域研究、イスラーム地域研究の 事務局長、拠点代表を務め、文学部長の任が終わる直前に学内で3.11を経験した。その後、2012年日本ではじめて中央アジア専攻を開設した東京外国語大学に「出戻り」して現在にいたる。東京大学名誉教授、 日本学術会議会員(第一部幹事)
信州イスラーム世界勉強会のhpはこちらのバナーから
日本の国際戦略の出発点は、イスラーム世界の庶民の心と暮らしとを知ることから始まりました。日清戦争直前、ベルリンから騎乗でシベリアを横断した壮挙で有名な福島安正(1852~1919)、 信州松本が生んだ明治日本のインテリジェンスの草分けが、今あらためて見なおされています。彼が日清戦争後の1895年から97年初めにかけて中央アジアからアラビアへと遍歴した記録を、読みあわせ学びあう自主的読書会(定員制)を作るため、ここに立上げの講演会を計画しました。小松先生(節々で指導して下さる予定)が ユーラシアを舞台に日本・イスラーム関係史の全体像をつかむことを助けるお話をしてくださいます。講演を聴くだけの方も、読書会はどうしたものか様子見の方も自由なご参加大歓迎です。
信州イスラーム世界勉強会 代表 板垣 雄三
今 福島将軍に学ぶ
今の時代に「将軍」の出現は、亡霊か時代錯誤のたわ言と言われそうだが、松本市出身の福島安正将軍(1852-1919年)はちょっと違う。生家跡の遊園地は一方通行道路だらけで下級武士が多く住んだ人家密集地の中で子供の貴重な遊び場。みんな「福島将軍へ行く」と親しんだ。
戦争にも関係するが、今でいえば冒険家で有名だ。世界に名を馳せたのは単騎シベリア横断。ドイツ公使館付きの任務を終え92(明治22)年、ベルリンからウラジオストックまで1万4000キロ、488日間、氷点下40度もある過酷な体験をした。
さらにインド横断、エジプト、トルコを回りペルシャ、中央アジアなど生涯4度の大旅行を行った。
安正に親しみを感じるのは子供時代の極貧から大将、男爵になる苦労と努力だ。自身も「家すこぶる貧にして」学資尽き塾僕となり、大声を出して読書し、1月の寒さを凌いだーなどと書いている」。その結果英語、ドイツ、フランス、ロシア語などをマスターした。
安正は全国を回ってこれらの冒険や貧困体験を講演、青少年に剛健練磨を説いた。松本もたびたび訪れ、1914(大正3)年松本小学校男子部の5000人を前に「寒気には耐えられたが書物を買えなかったのがつらかった」と話した時は、身を震わせ起立したまま約20分間言葉を詰まらせたという。
「長野県教育が下り坂、狭隘になってきた。子供の頭に余裕を持たせたい」(松本平タウン情報「松本市100年」、小松芳郎氏著)と願った。
生家近くには最近、立派な公園ができ安正の事績は忘れられてきているが、信州イスラーム世界勉強会は、早い段階にイスラーム圏に入り人々と接した日本人として、安正が何を感じたかなどを知る読書会を計画している。有志のご参加をお待ちしている。
第1回は26日(土)午後1時半―4時、松本市中央1のⅯウイングで小松久男東大名誉教授の講演「韃靼の志士―日本イスラーム世界を結んだ男」を開く。講演、質問後、読書会の開き方、進め方を相談。参加費一般1000円、学生500円。
問い合わせ、申し込みは信州イスラーム世界事務局迄(☎50-5514fax0263-33-9133 松本市埋橋1-8-7アルプスシャツ内)
信州イスラーム世界勉強会 事務局長 黒田 重夫
読書会第1回は講演会です~読書会の発足をめざして
講演 「韃靼の志士~日本とイスラーム世界を結んだ男」

講師 小松久男 東京大学名誉教授・東京外語大総合研究院特任教授
と き 11月26日(土)午後1時半~4時
ところ 松本市Mウィング中会議室(松本市中央1-18-1) 松本駅から徒歩5分
参加費 一般1000円 学生500円
講師からの言葉
明治42年(1909年)、ロシア生まれのタタール人アブデュルレシト・イブラヒム(1857-1944)が日本を訪れた。彼は帝政ロシア領内のムスリム(イスラーム教徒)はもとより、ほとんどヨーロパ列強の支配下に置かれていたイスラーム世界の解放をめざす汎イスラーム主義の活動家であった。当時の日本の新聞・雑誌が「韃靼の志士」と呼んだ彼は、日露戦争に勝利した日本をイスラーム世界の盟友と認め、イスラーム世界の地政学的な重要性を説きながら、伊藤博文や大隈重信、犬養毅らを含む日本の政治家やアジア主義者たちと親交を結んだ。一方、参謀本部もまた日本の対外政策を立案する立場からイブラヒムに関心をもち、接触をはかった。ちなみに彼の旅行記『イスラーム世界―日本におけるイスラームの普及』(イスタンブル、1912年)には、当時参謀次長の要職にあった福島安正(松本市出身、1852-1919)とおぼしき人物も登場する。この福島氏は日本からもメッカ巡礼者を出すべきだと力説するのだが、じっさい東京外国語学校ロシア科出身の山岡光太郎(1880-1959)が、イブラヒムに同行してメッカ巡礼をはたすことになる。イブラヒムの訪問は日本とイスラーム世界との初期の出会いとして注目に値する。今回は、彼の日本紀行を収めた著書『イスラーム世界』と日本のジャーナリズムの記事とを比べながら、明治末の時代の空気を探ってみたい。
講師略歴
1951年東京生まれ。東京教育大学・東京大学大学院で中央アジア史を専攻するが、まだソ連時代であった ため、現地での研究はできず、1978年、中央アジアと歴史・文化的に関係の深いトルコに留学。アンカラの古本屋で最初に買った本が、イブラヒムの『イスラーム世界』。アラビア文字のオスマン・トルコ語の本ながら、頁を開くと古い日本の写真がいくつも出てくるので、興味を覚えて購入したもの。ただし、しっかりと読むのはそれから8年後のこと。最初の勤務校は東海大学文学部で、この間の1991年にソ連が解体して中央アジア諸国は独立。以後、現地での研究調査や交流を重ねている。1992年トルコ語専攻を創設した東京外国語大学に移り、96年には東京大学文学部に転任。在職中は総合的な地域研究、イスラーム地域研究の 事務局長、拠点代表を務め、文学部長の任が終わる直前に学内で3.11を経験した。その後、2012年日本ではじめて中央アジア専攻を開設した東京外国語大学に「出戻り」して現在にいたる。東京大学名誉教授、 日本学術会議会員(第一部幹事)